株式会社ダイモン

ビジネスアイディアのテーマ

NASA月ミッションに参加する日本初の月面探査車「YAOKI」

  • かわさき起業家賞
  • かわしん賞
  • はまぎん賞
  • よい仕事おこし賞
  • FUNDINNO賞
  • 日本弁理士会関東会会長賞
  • 会場応援賞

代表者

中島 紳一郎

ビジ私たちは2021年夏に日本初の月面探査を実行します。8年間をかけて開発した超小型月面探査車「YAOKI」は、「七転び八起き」を由来に名付けられ、転倒しても必ず立ち上がる設計です。YAOKIは、NASAの2021年から始まる月輸送プログラムに日本唯一の参加が認められ、2025年までの全てのミッションに継続参加する予定です。

YAOKIの新規性は、球形の車輪と上下対称の形状により、転倒しても必ず車輪が地面に接触して走行可能な点です。現在2件の特許を出願済みで、2020年中にさらに8件を出願予定です。優位性としては、従来の小型月面探査車と比べて輸送コストが1/10以下、強度が3倍以上(100G以上)という点が挙げられます。

宇宙開発市場は急速に拡大しており、全世界での市場規模は2017年の約43兆円から2020年には56兆円、2040年には113~305兆円と予測されています。このうち、月面探査と火星探査に関する市場規模は全体の半分程度と見込まれています。NASAの2020年度の予算総額は210億ドルで、そのうち107億ドルが月面探査と火星探査に充てられています。

YAOKIは、他社の小型月面探査車と比べて圧倒的なコスト優位性と強度を持ち、信頼性も高いです。2021年の月面探査は日本唯一の実施となり、2021年以降は世界でも数少ない月面探査の実績を持つことになります。