株式会社アダコテック

ビジネスアイディアのテーマ

少量のデータでも異常をほぼ100%検出する検査・検品AI

  • かわさき起業家優秀賞

代表者

河邑 亮太

当社は、独自の画像解析AIソフトウェアを用いて製造業の検査・検品を自動化するサービスを提供しています。このサービスは、少子高齢化による人手不足や不適切検査事案の増加といった課題に対応するもので、高い精度と低コストで使いやすいソフトウェアが特長です。

サービスの主な特長は以下の通りです:

  1. 少ないデータで高精度
    従来のディープラーニング(DL)が1000〜1万枚のデータを必要とするのに対し、当社のソフトウェアは100枚程度の正常データで十分です。
  2. 低コストで導入可能
    DLでは数百万円の高価なパソコンが必要ですが、当社のソフトウェアは10万円程度のパソコンで動作します。
  3. 明確なロジック
    DLのブラックボックス問題とは異なり、当社の技術は判断の根拠が明確です。

現在、大手自動車部品メーカーを含む5社に採用されており、今後は自動車部品業界をメインターゲットとして国内外で事業を展開します。産業技術総合研究所の特許技術を用いた画像解析AIが当社の技術の優位性を支えています。

市場規模は7兆円で、これは国内の検査工程に従事している方々の人件費の総額から算出しています。自動車部品業界はここ5年間で約500%成長しており、その成長を取り込んでいきます。競争力の要因は、ほぼ100%の精度を低コストで迅速に実現できることです。

他の競合ソフトウェアも高精度を謳っていますが、大量のデータや綿密なプログラミングが必要で、導入に多くの工数がかかります。一方、当社のソフトウェアは立ち上がりが早く、難易度の高い検査にも対応可能です。