株式会社イーシステム

ビジネスアイディアのテーマ

ネット集客・CG・空撮・コンテンツ製作ほか

受賞内容

• かわさきビジネス・アイデアシーズ賞

代表者

中村　秀樹

ビジネスアイデアの概要

2018年春に新潟で発生した山岳遭難事故を契機に、2017年から開発を進めていた小学生でも操作できるアプリを改良し、2019年にテストマーケティング段階に到達しました。現在、GPSが普及しているにもかかわらず、山での遭難事故は増加傾向にあり、その主な原因は地形把握不足による道迷いです。登山のベテランは地図の等高線から頭の中で山の立体地形をイメージしますが、このスキルは訓練と経験を要します。そこで、誰でも簡単に使える初心者向けの山岳立体マップを開発し、「リスクの最小化」と「楽しさの最大化」を図り、山ファンが安全に山を楽しめるようにしました。

既存の地図アプリの中には地形を立体表示できるものもありますが、山岳特化ではなく、電波が届かない山奥では立体表示ができません。また、一部の山アプリでは立体表示はサブ機能にとどまります。「頂」は原寸換算で数十キロメートル四方の3D空間を自由に探索でき、電波の届かない圏外でも使用可能です。

登山人口は約650万人で、ハイキングを含めると970万人に達し、スポーツ人口全体で3位の規模を誇ります。まずは上級・中級登山者層をターゲットにし、その後ライト層へ浸透させる計画です。将来的には縦走登山、沢登り、クライミング、ハイキング、カントリースキー、トレイルランなどもターゲットに含めていきます。このアプリは既存の類似ソフトがないため、競争力があります。インターネット接続に関係なく立体表示が可能で、誰でも直感的に操作できる点が強みです。現在、このシステムの特許を出願中です。