株式会社Redge
ビジネスアイディアのテーマ
アジア・アフリカ向け医療機器管理教育システムの開発/提供
受賞内容
- かわさき起業家賞
- 神奈川県中小企業家同友会賞
- きらぼし賞
代表者
稲垣 大輔
ビジネスアイデアの概要
当社は、アジアおよびアフリカの医療現場向けに、臨床工学技術を活用した医療機器管理教育システムを提供しています。開発途上国では医療機器の故障が多発しており、主な原因は保守点検の未実施(60%)と操作の不適切(20%)です。臨床工学技士が不在の施設では、紙やエクセルでの管理が行われており、医療機器の運用に不安や課題が残っています。
当社は、クラウドを利用して医療機器のデータを収集し、匿名化して利活用することで、施設の管理状況や経営改善に貢献します。日本の臨床工学技士は、医療機器の管理・メンテナンス・臨床業務を行える国家資格で、世界的にもユニークな存在です。この専門性を活かし、管理だけでなく教育ノウハウを提供することが当社の強みです。
医療機器管理教育システムについては、PCT出願中です。主なターゲットはアジアの医療機関で、約13万の病院が存在しています。医療機器管理市場の推定規模は1,900億円で、将来的にはアフリカへの展開も考慮しています。アジアとアフリカの市場規模は約3,400億円と見込まれています。既存の医療機器管理システムは競争が激しいですが、当社は臨床工学技士が不在の病院への管理と教育を通じて、世界的に独自のポジションを確立しています。
