情報整備局
ビジネスアイディアのテーマ
消防団専用防災アシストアプリ「S.A.F.E.(セーフ)」
受賞内容
- かわさき起業家優秀賞
代表者
和田 晃司
ビジネスアイデアの概要
「S.A.F.E.(セーフ)」は、地域防災力の強化を目的とした消防団支援アプリで、消防団員の即時対応力を向上させるために開発されました。消防団員の多くが被雇用者であり、災害時に勤務先の遠隔地や勤務中のために迅速な出動が難しいという現状が問題視されています。この課題を解決するために、元消防団員である代表の和田がIT技術を活かして「S.A.F.E.」を開発しました。
アプリの主な機能は、火災発生などの緊急情報を迅速に通知するもので、メール通知が主流の市場に対して、アプリを使った通知方法を提供しています。この点が、全国に数少ない同様のサービスの中でも「S.A.F.E.」の大きな特徴です。特に、消防団の業務に精通した開発者によるアプリであり、福島県内で10市町村への導入実績がある点が優位性とされています。また、特許も取得しているため、競合の模倣が難しいとされています。
「S.A.F.E.」のターゲットは、日本全国の消防団を管轄する市町村です。消防団は日本全国のすべての市町村に設置されており、福島県内の導入市場規模は約5千万円、全国規模では約10億円とされています。また、全国の消防本部への導入要望もあり、市場規模は約35億円と見込まれています。
