第104回最終選考会(平成28年12月2日(金)開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
1人暮らしの義母に、少しでも生きがいや喜びを感じて欲しい。そんな想いからビヨンドザリーフは始まりました。
おばあちゃんになっても、もう一度、自分の得意な事で社会に参加できる仕組みを作れたとしたら、きっと沢山いるであろう、一人暮らしのおばあちゃん達に、 少しでも生きがいを提供できるかもしれない。
そう考えて、おばあちゃんの編み物技術を若者のセンスに落とし込んだ、バッグブランドを立ち上げました。
趣味の延長ではなく、責任の伴う仕事を全うすることで、高齢者や様々な立場にある女性の新たな生きがいと雇用を生むことが出来ます。
高齢者の持つ技術を次世代に継承し、無理のない社会参加を実現する事が、これからの高齢化社会には欠かせない条件であると考えます。
新規性・優位性について
若い女性に人気のデザインを取り入れたファッション性と、高齢者や主婦など女性の社会参加を促す社会性、両方を兼ね備えたまったく新しいブランドです。
大手百貨店でも扱われるほどの圧倒的な技術力と、大量生産では出せない手作りの温もり、ファッション誌に掲載される消費者目線のデザインが、ビヨンドザリーフ最大の魅力です。
市場について
主なターゲット・市場の規模
主なターゲットは、高付加価値な商品へ価値を見出し、オシャレに関心が高く、ネット通販にも抵抗を感じない20代後半~40代の女性が主なターゲットです。
また、ファッションEC市場は今後益々の盛り上がりが予測されており、2020年までに2.6兆円まで拡大すると言われる超成長市場です。
市場での競争力
ただモノを売る物販ではなく、そこに込められたストーリーを届ける唯一無二のブランドとして、価格競争ではなく高付加価値で勝負して参ります。
また、顧客からの要望をすぐに商品開発に取り入れるスピード感、顧客と一緒になった商品作りで、高い顧客満足を実現しています。
実現性について
実施スケジュール
2014年6月から自社サイトを構築し販売を開始。その後は伊勢丹新宿、銀座三越、阪急梅田などの全国百貨店に出店。
2015年から宮城県石巻市の復興支援事業を開始、2016年は初海外として台湾へ出店。
2017年、路面店兼ショールームを開き、2018年に越境ECサイトを構築し、国内拠点を増やします。
実施場所
自社ECサイトと全国百貨店、越境ECサイトを軸に海外展開
実施体制
地域での生産体制をシステム化し、拠点を全国へ広げます。
ビジネスパートナー
個人投資家、NPO法人「5つのパン」、川崎市、アパレルブランド、海外デザイナー
リスクとその管理
生産側では、属人的になりがちな「手編み・手縫い」の商品質を均一に保つため、作り手の育成システムを構築し、組織化します。
顧客に対しては、顔の見えないネット通販で、修理の無償化や丁寧なコミュニケーションで安心と信頼を生みます。