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株式会社ユニバーサル・リソーセス 代表取締役 近藤 靖昭|第106回受賞者

第106回回最終選考会(平成29年3月17日(金)開催)

ビジネスアイディアのテーマ

廃食用油を原料とする日本初の植物性工業油の生産性向上にむけて

ビジネスアイデアの提案者

株式会社ユニバーサル・リソーセス
近藤 靖昭

愛知県名古屋市

  • かわさき起業家優秀賞 
  • 審査員会特別賞 
  • はまぎん賞 
  • 八千代銀行賞 
  • NAGAYAかわさき賞 
株式会社ユニバーサル・リソーセス 代表取締役 近藤 靖昭|第106回受賞者

【発表者 柘植 泰】

ビジネスアイディアの概要について

日本のみならず、世界では環境問題が大きな課題となっており、化石燃料を原料とする工業用油が主で使用されている中、弊社は廃食用油から植物性工業油を生成する技術を開発した。植物性油を使用することで環境負荷を軽減し、CO²を削減することから環境保全に取り組むことができる。エコリサイクルを確立すると共にゼロエミッションに貢献するビジネスモデルを世界に先駆けて構築した。リサイクルを基盤とした製品、仕組みを提供することにより、企業や会社が求めるもの(ニーズ)を満たすことができると同時に相当数の需要があると考えている。

社員食堂から排出される廃食用油を買取回収し、弊社の卓越した技術により廃食用油を工業用油に生成する。その製品を再び顧客工場に納品し、使用済みとなった工業用油をボイラー燃料として使っていただく。この一環を、『社内循環システム』と打ち出すことにより、関係各社も環境改善を意識することができる。

株式会社ユニバーサル・リソーセス 代表取締役 近藤 靖昭|第106回受賞者

新規性・優位性について

【環境マークを取得】 エコマーク・バイオマスマーク・カーボンオフセット 3つ同時に取得したのは日本で初である。

【植物油100%】 リサイクル製品かつ再生可能エネルギーである。

【環境負荷の低減】 生分解性に優れている。万が一、流出しても多量の水分と酸素に触れることで、自然界にバクテリアにより生分解を起こすため、環境負荷が少ない。また、毒性・汚染物質等に該当しない。

【CO²ゼロ】 植物油は環境にやさしく、比較的手軽に効果の高いCO²削減を実現する。

市場について

主なターゲット・市場の規模

環境保全に取り組んでいる大手企業がターゲットである。

また、機械工業油である潤滑油のユーザーは、主に農林水産関係や工業関係である。

一般ユーザー向けとしては、森林組合・JA・農林水産関係を主として扱うホームセンターへの展開も準備検討中である。

市場での競争力

競合製品である石油からなる機械加工油と同等、もしくは1~2割ほど前後する価格で収めることが可能である。

製品の潤滑性が高く、石油からなる機械加工油と比べても品質は同等もしくはそれ以上だと自負している。なおかつ原料がリサイクルベースであるため、一見高価に感じるが、価格だけを見るとさほど差はない。むしろ優位性だけで見たとしたら、かなり安いだろう。

実現性について

実施スケジュール

現在既存である小牧工場の製造能力を50%アップする。

H29年6月末ごろに工場を新設する。

H29年8月末ごろには機械設備を置く。

機械設備を置き次第、随時運転を始める。

       

実施場所

現在は愛知県小牧市にて製造を行っているが、今後、関東圏に向け工場を増設していく。

実施体制

現在工場勤務の製造従業員が少なく、事務所から工場へ手伝いに行く従業員もいる。

今後製造従業員を増やしていき、事務所従業員の負担を減らすとともに製造量を上げていく。

ビジネスパートナー

リスクとその管理

弊社では顧客から一度にたくさんの注文を頂くが、現在使用している設備では製造量が少なく、これからの需要を考慮した際に製造が追いつかなくなる。

打開策としては、設備を増設し生産量を上げる。地域ごとに地産地消を心掛け、原料調達・製造を分散する。

お問い合わせ先

公益財団法人 川崎市産業振興財団

〒212-0013 神奈川県川崎市幸区堀川町66番地20 川崎市産業振興会館 7F
かわさき起業家オーディション事務局
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