第107回最終選考会(平成29年6月9日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
マップコレクションDigroundは、スマートフォンアプリを活用した、MAPを長押しするだけで、タイムカプセルを埋めることのできる地図アプリです。このアプリを利用すると、地図上に写真やコメント・動画を記録していき、オリジナルMAPを作ることができます。作成したタイムカプセルをまとめることにより、それぞれ独自のMAPが完成します。
Ex) おれのラーメンMAP、よくいく銭湯MAP、いつか行きたい聖地巡礼MAP、 etc
また、作成したオリジナルのMAPはアプリ内のギャラリーに並べて、他のユーザーに向けて公開することが可能です。
2017年2月より、法人向けサービスをリリースしました。アプリアカウントでは作成のできない「スタンプラリーMAP」や「クイズラリーMAP」のような特殊なMAPを作成して、アプリ上でユーザーに向けて公開することができるサービスです。法人のイベント運営の負担を軽減しながら、イベント販促の幅を広げることができます。
新規性・優位性について
コンクリートジャングルへと変貌を遂げた先進国にとって、タイムカプセルを埋める場所は、年々なくなりつつあります。「当企画は、地図上にタイムカプセルを埋めることができる。」という独自の世界観をもつ唯一のサービスとして、30を超えるテレビをはじめとした多数のメディアに取り上げられてきました。
現在では約10,000個のタイムカプセル(投稿)を預かるまでに成長しています。また、イベント性の高いタイムカプセルを出発点としているため、クイズラリーやスタンプラリーなどのエンターテイメント性の高い分野への進出がしやすいポジショニングをとることができています。
市場について
主なターゲット・市場の規模
主なターゲット:自由で気楽な一人旅で趣味を深めたい層
一人旅の旅行者は11年連続で増加傾向にある。(じゃらんリサーチセンター調べ)
スマートフォンは一人一台で利用、グループでなく個人で使用するものであることから、アプリケーションと一人旅は相性が良好。
じゃらん宿泊旅行調査2016によると、ひとり旅の割合は11年連続で上昇しており、全体の17.5%を占めるまでに成長しております。
市場での競争力
地図アプリを運営する競合企業は、個店の情報配信、および、ユーザー投稿による情報提供に軸足を置いているため、「広告収入」が収益の主軸となっています。
Digroundは、スタンプラリーをはじめとする特殊なMAP作成を可能にすることで、広告収入とは異なる収入源を得られます。またひとつのアプリを複数の事業者で共有することで、アプリを新規で開発する必要性もなく、導入費用を大幅に削減することができます。
実現性について
実施スケジュール
2016年2月 アプリサービスリリース
2017年2月 法人向けサービスリリース
現在は、法人向けサービスの販売活動を展開しております。
実施場所
日本国内(47都道府県) ※英語対応しておりDLは世界どこでも可能
実施体制
~10名体制
ビジネスパートナー
イベント関連の企業と代理店契約を締結しております。
リスクとその管理
MAPの売買において、仮想通貨を利用するため、未使用残高1000万円を超えると届出および発行保証金の供託が必要となります。上記の資金決済法への対策として、弁護士と相談の上、利用規約を策定しており、1年間ログインのないアカウントの削除をする規定を利用規約に設けることにより、未使用残高の積み上がりにくい設計をしております。