第112回最終選考会(平成30年3月16日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
最近、VRはビジネス用の不動産やECなど様々な分野に応用され、話題になっている。
しかしほとんどのサービスはコンテンツ制作する時に専用カメラや道具が必要の上、閲覧する時にも専用のゴーグルが必要となる。
その為、現状のVRはまだ広く利用されていない。
弊社は、如何に上記の問題を解決して、VRを提供できるかを時間をかけ研究してきた。
「vizo360」サービスはスマートフォンだけでVR画像を撮影できる上、閲覧する時にもゴーグルのような専用機材を必要としない。
この革命的な利便性で、様々な企業がもっと手軽にVRを利用できるよう本サービスを提供したい。
新規性・優位性について
①スマートフォンのジャイロスコープセンサーと加速度センサーを用いて、スマートフォンのカメラから特定の角度で画像を抽出してVR画像を生成する技術を発明した。
この技術は特許出願中である。
本技術を利用した「vizo360」アプリはスマートフォンだけでVR画像撮影が可能である。
②正確なVR画像
スマートフォンの通常のカメラの画像からVR画像を生成するので、既存にある魚眼レンズを利用した専用カメラと異なり、画像が湾曲せず、正確な表現が可能となる。
市場について
主なターゲット・市場の規模
① ターゲット業界
・背景を魅せる業界:観光(ホテル)、不動産
・物品を魅せる業界:EC、車
・スタイルを魅せる業界:服装、ヘアスタイル
② 海外展開
・初期はアジア諸国(ベトナム、インドネシア、タイ、インド、中国など)、その後はグローバルに展開し、海外諸国の現地の戦略パートナーと提携していく。
市場での競争力
①背景を魅せる業界での差別化:
・専用のカメラとゴーグルなしで、同じ目標を達成でき、多くの従業員が作業できる。
・弊社のVR画像は既存のVR撮影にある魚眼レンズとは異なり、ゆがみのない正確な距離や奥行き、大きさを表現する事が可能である。
・専用機材への投資は必要なく、低単価の価格メリットがある。
②物品・スタイルを魅せる業界での差別化:
・画像角度数は自動計算されるので、角度計算機材が必要ない。
・大きな商品(車、机など)は回転できない時、撮影者は商品の周りを移動し撮影できる。
・従業員が自分で撮影できるので、コストの削減ができる。
実現性について
実施スケジュール
①現在、サービスを公開中
・iOS版とアンドロイド版のアプリは「vizo360」のキーワードで検索・ダウンロードできる。
・VR画像のクラウド環境と管理システムが稼働中、顧客は即時利用が可能
②2018年3月末まで
・プロモーションの第1フェーズ実施準備
・追加の資金調達
・国内、海外の提携パートナー募集、選定
③2018年4月から本格的に活動
実施場所
弊社事務所(川崎市川崎区)
実施体制
役員4名、従業員4名と多数のパートナーで実施している。
ビジネスパートナー
日本国内: アルファ・マーケティング・コーポレーション
海外:インドネシアのPT AUN WAHANA JAYA
リスクとその管理
① 市場競争:弊社のサービス「vizo360」と類似した企業が出て、競合となる。
対策:市場開拓に注力して、3年間で多数の顧客を所有する。
② 価格競争:他社との価格競争
対策:本サービスは専用道具投資の必要がないので、価格競争に優位であるが、コスト優位性を維持するために、クラウド会社と提携してインフラコストを削減する
③ サイバー攻撃
対策:現在、インフラ専門企業である株式会社ハートビーツにインフラ運用、管理を委託している。
④ 海外展開の法律問題
対策:国際弁護士事務所に依頼する。