第123回最終選考会(令和2年7月31日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
2018年春、新潟で起こった山岳遭難事故を背景に、小学生でも操作できるアプリにしようと2017年から開発していたアプリに軌道修正を加え、2019年にテストマーケティング段階に到達しました。
GPSが普及した現在でも、山での遭難事故が増え続けており、その主な原因が地形把握不足による道迷いです。
登山のベテランは地図の等高線から頭の中で山の立体地形をイメージしますが、訓練と経験が必要な難しいスキルです。
そのスキルを誰でも使えるように、初心者にも分かりやすい山岳立体マップの開発に取り組みました。
山の「リスクの最小化」と「楽しさの最大化」に貢献することで、山ファンがさらに山を楽しむことができるようにします。
新規性・優位性について
既存の地図アプリの中には地形を立体表示できるものがありますが、山に特化されていないため電波の届かない山奥では立体的に表示することができません。また一部の山アプリでは、地形の立体表示はサブ機能に留まっております。
「頂」は原寸換算で数十キロメートル四方の3D空間を自由に探索でき、電波の届かない圏外でも使用することが可能です。
市場について
主なターゲット・市場の規模
登山人口は約650万人で、ハイキングも含めると970万人となり、スポーツ人口全体の3位の規模となります。
まずは上級・中級登山者層をターゲットに設定してアプローチした後、バリューゾーンであるライト層へ浸透できればと考えます。
将来的には縦走登山・沢登り・クライミング・ハイキング・カントリースキー・トレイルランなどの層も、ターゲットに組み込んでいきます。
市場での競争力
似たソフトはこれまでに存在していないので、競争力はあると考えます。
インターネット接続に関係なく立体表示が可能であり、誰でも直感的に操作できる点が強みです。
現在このシステムの特許を出願中です。
実現性について
実施スケジュール
現在テストマーケティングの段階。
南アルプス 北岳を8月上旬リリース予定。
1年後を目途にサブスクリプション化に取り組みます。
実施場所
富山県富山市
実施体制
3名
ビジネスパートナー
現在募集中
リスクとその管理
当面は開発スキル向上・運営する組織づくり・アプリの認知度向上・資金調達・スケジュール管理など、人・モノ・お金と開発スピードのコントールを中心にリスクを考えております。