第127回最終選考会(令和3年7月16日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイデアの提案者
【発表者 中原 毅】
ビジネスアイディアの概要について
「コールドクター」は、最短30分で自宅から医師を呼ぶことができる夜間・休日の往診サービスで、患者の自宅で診察しその場でお薬をお渡しします。診察の予約は患者が電話またはWEBで行い、診察する時間がある医師と診察を望む患者を当社でマッチングして、医師を患者の自宅まで送迎します。
マッチングする医師については非常勤の医師をシフト制で雇用することで、限られた医師のリソースを有効活用します。医師は自宅で待機でき、送迎がつくため負担が少ない形で勤務が可能です。
「コールドクター」は創業メンバーの取締役が、救急医療の現場で過度な救急車の利用による医療従事者の負担の大きさを目の当たりにし、急な夜間の体調不良時にも安心できる医療サービスが必要だという思いから生まれました。
「コールドクター」は増え続ける夜間救急医療機関への負担や、救急車の出動件数の低減にも貢献します。
新規性・優位性について
一般の小児科・内科クリニックや病院が開いていない夜間休日に自宅で診察を受けることが可能です。
( 平日は17:00~翌朝5:00、 土日祝日は朝8:00~翌朝5:00 まで受付)
また、ドライバー用のGPSアプリを用いて、ドクターと患者様をマッチングさせる管理システムを構築済みです。
患者だけでなく医師にとって使いやすいアプリを開発することで、登録の医師を囲い込んでiいきます。
市場について
主なターゲット・市場の規模
ターゲット:子育て世代(子どもの急な体調不良)、通院が困難な高齢者、忙しいワーカー層
市場規模:入院外医療費14兆円(H29年 厚生労働省「国民医療費概況」)のうち、主要都市圏が占める約7兆円
市場での競争力
スマートフォンアプリの利便性を重視し、競合に先駆けてGPS機能やアプリ内のオンライン診療をリリースしています。
また医療業界では稀少なIT企業出身を含めた精鋭メンバーという経営陣であり、株式会社サイバーエージェントで培ったマッチングアプリサービスの運用経験を活かし、高速でPDCAサイクルを回し改善に繋げます。
実現性について
実施スケジュール
東京、神奈川、埼玉、大阪、名古屋、福岡などの主要都市圏でサービスを展開済み、年内で7大主要都市圏までエリアを展開予定です。
実施場所
東京、神奈川、埼玉、大阪、名古屋、福岡などの主要都市圏
実施体制
現在時点で社員20名 アルバイト20名 登録医師400名
ビジネスパートナー
8つの在宅クリニック
(渋谷区、北区、横浜市、川崎市、三鷹市、大阪市、福岡市、鳥栖市内)
リスクとその管理
診断報酬改定による収益の変化:往診点数が減額になる可能性はありますが、コロナ禍により在宅医療を手厚くする傾向にあるため、実現可能性は低いと想定します。
地方都市での医師採用:市中病院や大学病院と提携し、勤務医を確保します。