第129回最終選考会(令和3年12月10日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
事業の柱となるサービスを模索している中、テレビ画面にバレーボール全日本の真鍋元監督がiPadを片手にデータ分析をしている姿が映し出されました。「これだ!」とひらめき、部活動が最も盛んな高校を中心にバスケットボールのマーケットリサーチを進める為、全国行脚を致しました。
従来スコアシート等は手書き、そのデータをエクセルで入力、集計に数時間要しておりました。大会においても数時間後に結果だけホームページで閲覧出来る程度で、勝敗の次に気になるプレイヤーごとの詳細データなどは皆無でした。また、一部データ化されている部活動チームもありましたが、大学の強化部など費用調整が可能なチームに限られているという導入コストも大きな課題でした。
上記を踏まえ、入力と集計作業をデジタル化する事で、得られたデータを瞬時に戦略へ反映したいというニーズに応える為、“No Data, No Strategy.(データ無くして戦略無し)”をコンセプトにデジタルスコアブックの開発に着手、2012年に専用アプリケーションである「BasketPad2」の販売に至りました。
そしてバスケットボールで培ったノウハウを活かし、新たにバレーボールやサッカーにもデジタルスコアブックを展開していきます。
新規性・優位性について
当アプリケーションはスコア情報をタブレット端末で入力する事で、試合中リアルタイムに確認する事が可能となります。更にはそのデータが、各自のスマートフォンや家のパソコンで閲覧・共有出来るというもので、多くのバスケットボールチームの課題解決に繋がり、斬新かつ革新的なサービスとして受け入れられました。
ターゲットを高校に絞り訪問営業を中心に活動したところ、強豪校を筆頭に契約数が増え始め、その結果、発売開始から8年が経過した2020年終わり時点で、約3,000チームに迄採用されました。
現在では全国のミニバスケットボール部からプロリーグ迄幅広くご利用いただける様になっており、バレーボールとサッカーにおいても同様に顧客を獲得していきます。
市場について
主なターゲット・市場の規模
全国の小学校(ミニバスケットボール)、中学校、高校、大学、社会人、プロチーム迄、カテゴリーを問わず活動しているチームが主なターゲットになります。
対象スポーツ:現在はバスケットボール、来年からはバレーボール、サッカーが加わります。
市場規模は、1,814万人。(出典:日本の「スポーツ競技人口」人気ランキング)
男女で楽しめる最も人気が高く、且つ盛んなスポーツの市場です。
市場での競争力
バスケットボールアプリにおいては、2021北信越大会(新潟インターハイ)では出場校の67%の採用率、また全国中学校大会・インターハイ・インターカレッジ・国民体育大会のオフィシャルスタッツにも採用されており、圧倒的な認知向上に繋がっております。
理由の1つはBリーグのプロチームも利用しているスペックそのままを、学生含めアマチュアでも手頃にご利用いただける価格帯にしているからです。
実現性について
実施スケジュール
リリース予定:2022年04月 バレーボールアプリ:VolleyPad2、VolleyPlus、
リリース予定:2022年10月 サッカーアプリ:SoccerPad2、SoccerPlus
バスケットボールアプリ同様に、iPadセットモデル(36か月レンタル版)とAppStore経由(アプリ単体)で販売をして参ります。
実施場所
東京都大田区の事務所を拠点に、原則全国オンライン営業で取り組みます。
※withコロナの中、状況を見ながら可能な範囲で訪問営業も徐々に始めていきます。
実施体制
バスケットボールアプリ販売体制は、営業系:1名、業務系:1名、請求・入金系は外部委託で進めております。
バレーボールやサッカーアプリにおいてもバスケットボール同様に、それぞれ専門の人材を新たに雇用し取り組みます。
ビジネスパートナー
バスケットボール同様に外部協力者として、全日本大学バスケットボール連盟、全国高等学校体育連盟、日本中学校体育連盟における競技、広報、専門等の委員長に大会運営やアプリを周知する活動のサポートをしていただきます。
リスクとその管理
情報通信技術の高度化による、競合動画アプリケーションの存在
→当社独自サービスである動画連携サービス【Play by Play Video】は、アプリ上で入力したデータと試合動画データをホームページ上へアップロードし、プレイ・バイ・プレイ形式(対象プレイと対象データ)で連携させる機能が他社にはなく差別化を図ることができています。