第134回最終選考会(令和5年3月10日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
日本国内のフィットネス人口は全人口の約3.5%と低迷しており、諸外国と比較しても運動不足大国であると言えます。少子高齢化からの医療費高騰問題を鑑みても、運動習慣のない非フィットネス人口へのアプローチが非常に重要です。
弊社は、「おしりフィットネス」というニッチな切り口と、「おしり工場」というエンタメ性に富んだユニークなコンセプトで、若年層のみならず、シニア層のファンをも獲得し、市場の拡大を狙っていきます。
新規性・優位性について
<ヒップアップに特化したフィットネス>
部位や効果を特定し顧客ニーズを明確にすることで、顧客目線で選択しやすいサービス展開をデザインしています。
<おしり工場というコンセプト>
「納品されたお尻を育成から製品化までして出荷する」 というフィットネスの取り組みをユニークに表現することで、トレーニングの「キツい」というイメージを「楽しそう」へと転換させ、継続しやすくするというブランディングを実現させています。
<若年層とシニア層、それぞれへのサービス展開>
若年層で得られた収益をシニア層に投資していく経済モデルを確立していきます。
若年層向けプロモーションで一定のブランド認知を獲得した次のフェイズで、シニア層の収益化も検討していきます。
市場について
主なターゲット・市場の規模
<主なターゲット>
30代〜50代の女性層、60代以上のアクティブシニア
非フィットネス人口である96.5%、運動初心者
<フィットネス市場>
コロナ禍で2020年は3,200億円に低迷した市場も、2021年には4,130億円となり、前年比+29.1%で回復傾向。
コロナ禍における健康意識の向上と、運動不足の慢性化から、2023年以降さらなる市場拡大が期待される。
市場での競争力
各社で24時間営業ジムの低価格化という事業展開が目立つ中、エンタメに特化したユニークなサービス展開で、他社と競合しない独自の市場展開を実現可能。
実現性について
実施スケジュール
2022年11月 YouTubeチャンネル開設
2023年1月 「おしりオンライン」スタート
2023年2月 フロンタウンさぎぬまでのシニア向けフィットネストライアルスタート
2023年2月 おしり工場員養成講座スタート
2023年5月 フロンタウン生田でのフィットネストライアルスタート
2024年には、現在の店舗の移転、新規店舗設立を計画中。
実施場所
神奈川エリアの販路拡大に加え、都内への店舗展開も検討中。
実施体制
インストラクター(業務委託契約)7名
経営・マーケティングサポート(業務委託契約)1名
動画編集・コンサルティング(業務委託契約)3名
ビジネスパートナー
おしり工場員養成講座:株式会社NewStory
フロンタウンフィットネス:株式会社川崎フロンターレ
リスクとその管理
<企業内部>
・リスク:人材流出
・対策:人材のブランド化でリスクに対応している。人材をブランド化することで、意欲のある人材はむしろ集まってくる。
<企業外部>
・リスク:類似サービスの展開
・対策:人材のブランド化でリスクに対応している。人材のブランド化は、容易に模倣できない強みとなる。また、商標登録による防御策も実施している。