第137回最終選考会(令和5年12月8日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
テレビのニュースで、農業の「ほ場」から農作物などが盗まれる報道が流れない日は無く、なぜそうしたことが起ってしまうのかを考えてみると、現行の警備会社が行う機械警備の仕組みが関連していることが分ります。機械警備は、建物等の箱の中を無人にし、セット・解除キーで警備の開始と解除を行うのですが、箱に出来ない対象先では契約が出来ないことがあります。また24時間、人が居る、病院・ホテル・旅館等は警備対象外であること、ビニールハウス等はきちんとした建造物では無いので契約対象外です。そこで、人感センサーとRFIDを利用し、エリア空間で関係者か否かの判断が出来るセンサーの開発で、何れの問題も解決するのではと考えました。
新規性・優位性について
人感センサーとRFIDを併用することで、関係者か、関係者以外かを判断する仕組みにより、①関係者か、どうかの判断、②警戒のセット・解除の自動対応、の機能は従来に存在せず、弊社の特許登録(特許第6562405号)となっております。
市場について
主なターゲット・市場の規模
機械警備業の市場規模は、3兆4,537億円(データ出所:警察庁生活安全局生活安全企画課、「令和4年における警備業の概況」) この他に、機械警備以外の市場への対応も期待できることから、この金額以上を想定しております。
市場での競争力
現在、実施されている機械警備の仕組みですが、オープンなレイアウトで警備を実施するには、箱の状態にする造作工事が必要になります。弊社商材は、そうした造作工事を行わずに対応出来るので価格面での競争では優位となります。また、巡回警備では、巡回時確認だけでなく、常時侵入者の管理対応が可能になり、新たな機能面での提案も可能です。