第140回最終選考会(令和6年9月20日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
当社はデータ流通プラットフォーム「proovy 」を構築しています。このプラットフォームを活用し、デジタル世界の安全に欠かせない本人確認プロセスを、より効率的でセキュアな方式で実現します。
当社サービスを活用することで、ユーザーはスマートフォン一つであらゆるサービスを安全に利用することができ、事業者はユーザーに負担を強いない形でより真正性の高い情報を取得することができます。
新規性・優位性について
新規性: ユーザーは特定の証明証や画像データを用意することなく本人確認を完了させることができます。
優位性: これまで主流となっていた画像解析型の本人確認とは異なり、当社サービスは電子的にデータの検証を行うことができるため、偽装リスクを大幅に下げることができます。さらに特定の証明証を保有していなくても利用できるため、アカウント開設時等のユーザー離脱ポイントを排除することも可能です。
市場について
主なターゲット・市場の規模
わが国の本人確認市場はCAGR130%で伸びていくと言われ、2026 年には200 億円程度の市場が形成されると予想されています。まずはシェアリングサービスやマッチングアプリといった、法律や条例で本人確認の方式が定められていない領域に参入し、マクロ的な流れも見ながら金融等の領域にも参入します。
市場での競争力
当社はDID/VC と呼ばれる、データ共有の先端技術の取り扱いに強みをもっています。ヨーロッパの団体が発行する国際認証をアジアで二番目に取得した技術的な優位性、民間団体や事業者と提携し既にサービス提供を行っている戦略的な優位性を保持し、競争力を高めています。
実現性について
実施スケジュール
サービス開始は2025 年1 月頃を予定しています。
銀行のデータベースと接続し、proovy内で本人確認済みデータを格納したデジタル証明証の発行を可能にする。マッチングアプリやシェアリングサービス等における本人確認方式としてサービス利用シーンを創出。
実施場所
日本
実施体制
2024年9 月現在のメンバーは5 名( 業務委託、学生インターンを含む。)
代表を含むメンバーの過半数が技術者であり、銀行で新規事業開発を行っていた大島が事業開発や営業を行っている。
ビジネスパートナー
提携先: 大手金融ベンダー、大手資格発行団体( 現段階では名称非公開)
外部協力者: ベンチャーキャピタル、法律事務所など
リスクとその管理
サービスの特性上、高度なセキュリティの担保は欠かせない。専門人材の雇用や認証規格の取得を通して体制の整備を進めていく。