第96回最終選考会(平成27年7月24日(金)開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイデアの提案者
【発表者 日比野 元哉 氏】
ビジネスアイディアの概要について
現在、日本の経済状況(円安) と共に、日本政府が掲げる「観光立国」を目指し取り組んできた「ビジットジャパン事業(訪日観光促進事業)」の成果が現れ、世界各国からの訪日渡航者が増加傾向の中、観光宿泊事業による受入体制の準備不足や消極的な状況があります。
当社では、観光宿泊事業コンサルティングにより培った実績をもとに、人材不足も課題として掲げられる宿泊事業に対して、「インバウンド集客受付サポートプログラム」と「Z-enシステム」の導入により労働力の負担を軽減し、且つ市場拡大による売上向上を支援します。
サポートプログラムでは、キメ細かい顧客コミュニケーションを実現させ、宿泊者と事業者とのミスマッチを未然に防ぎ、顧客満足度の向上とトラブル防止を実現させています。システム導入により、滞在中の顧客ニーズをキャッチし言葉の違いによるコミュニケーション不足を解消し、訪日観光客の満足度の向上と共に従業員への負担を軽減させて行くことを目指しています。
新規性・優位性について
コンサルティング事業の人材育成指導などにより培った顧客満足に繋がるサービス提供をシステムやプログラムに反映されていることが、従業員への負担軽減などによる運営効率化を実現させ、さらには新規顧客開拓による売上向上の一旦を担っていることが大きなポイントとして考えます。システムには、課題解消をサポートする要素だけをおりまぜて開発することで導入コストを抑えつつ汎用性のあるものとして開発されているため、今まで別々に導入しなければならなかったシステムや運用プログラムを一つにまとめることができる新規性を備えるものと考えます。
市場について
主なターゲット・市場の規模
観光産業における非効率経営スタイルの多い「旅館事業者」をターゲットと捉えます。
中・小規模事業者が多く存在し、海外需要の多いエリアとして、首都圏・東海・近畿エリアの事業 者登録数だけでも3,300 社ほどを数えます。
市場での競争力
コンサルティング業務で培ったノウハウを活かすことで、単なるシステム開発商材では無く、事務的問題点を解消するためのサポートツールとして、よりタイムリーな顧客要求を反映していることが商品サービスの優位性と考え、競争力をより強固なものとします。
実現性について
実施スケジュール
・2014 年 9 月 サポートプログラム運用販売開始
・2014 年10 月 サポートプログラム運用導入開始(1 社)
・2015 年 4 月 システム開発開始
・2015 年 7 月 システム販売開始(導入決定済み1 社/導入予定3 社)
実施場所
株式会社縁多 東京営業所(渋谷)
実施体制
販売営業担当:1 名
運営サポート担当:1 名(年内2 名体制予定)
システム管理:外部委託(ビジネスパートナー)
ビジネスパートナー
北村ジムキ株式会社 (システム開発管理)
リスクとその管理
技術革新のスピードが増す昨今、現状のシステム商材を完成品と捉えること無く、常にユーザー (宿泊施設事業者) の利用状況を分析し、新たなシステムプログラム(付加価値) を作り続ける 開発活動を継続的に実行する必要があると考えています。