第97回最終選考会(平成27年10月2日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
東日本大震災は我々に大きな教訓を与えた。いつ起きても不思議はないと言われている南関東大地震であるが、命を預かる医療関係機関の電源対策は未だ脆弱であり、一刻も早い措置が望まれる。ここでは経済的にも便宜性にも優れ、しかも環境に優しいプロパンガスを活用した画期的な停電対策システムを紹介したい。
新規性・優位性について
(株)パルテックの停電対策システムは、日本国内大手メーカーのソニー製のリチウムイオン蓄電池と、ホンダの発電機を組み合わせた今までに無いシステムです。(株)パルテックでは、これらを単純に接続するだけでは安全性の確保は出来ないと考えており、医療UPSや専用の配線ケーブルをセットにする事で、安全に医療機器へ使用できるシステムを作り上げました。
市場について
主なターゲット・市場の規模
主に国内の病院や有床の一般診療所をターゲットとしており、全国に17000もの施設があります。
市場での競争力
停電対策として、各メーカーから様々な蓄電池や発電機がリリースされていますが、各メーカーとも医療機器との接続は認めておりません。「長時間」「医療機器への接続もOK」なシステムは(株)パルテックの停電対策システムだけです。また、プロパンガスは、政府のエネルギー計画書にも“災害時にはエネルギー供給の「最後の砦」”として記載されている安心なエネルギーです。
実現性について
実施スケジュール
2012年10月:停電対策システムの販売を開始
2013年7月 :産婦人科に注力した停電対策システムのプロモーションを開始
2014年10月:介護施設に注力した停電対策システムのプロモーションを開始
2015年4月 :透析クリニック向け停電対策システムのプロモーションを開始
実施場所
株式会社パルテック スマートエネルギー・ソリューション事業部
(神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-12)
実施体制
正職員(役員含む)6人
ビジネスパートナー
①PALTEK主要取引銀行(三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、横浜銀行、浜銀ファイナンスなど)
②医療ガス関連会社、電気設備関連会社、医療ディーラー など
リスクとその管理
停電対策システムを設置する際には、ガス工事・電気工事が発生する可能性があり、PALTEKでは実際の工事作業は実施せず専門の工事業者に作業を委託します。