第109回最終選考会(平成29年9月29日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
現在、国の推進により、医療機器業界に新規参入する企業が増えている。
しかし、医療機器の開発は、法規制などもあり、医療機器メーカーで開発した人しか方法が分からない為、新規参入企業は、相談できる人もおらず、開発に苦戦している。この様な企業が課題に直面した時、安価に気軽に質問できる環境を整えたいと思った。
その対策として、本アイデアを行うことにした。当社は、様々な専門を持つ医療機器メーカー出身者で、コンサルタントチームを作る。当社に登録した企業が、開発で生じる疑問をメールで質問すると、3営業日以内にコンサルタントチームが企業に回答を返信する。企業は、毎月¥35,000を支払い、1ヵ月あたり5案件まで質問できる。
新規性・優位性について
既存の医療機器コンサルティング会社は、薬機法専門の面談によるコンサルティングしか行っておらず、高価なものであった。その為、様々な領域について安価に気軽に質問できる、メールを用いたコンサルティングは、非常に新しい。
また、様々な領域の質問に、医療機器メーカー出身者が回答する点は、競合優位性があると考えられる。
市場について
主なターゲット・市場の規模
【主なターゲット】
医療機器業界に新規参入する企業。
【市場規模】
16.8億円/年
(月3.5万円×12カ月×企業約10,000社×開発に課題を持つ企業割合40%)
市場での競争力
・ 開発、薬事、マーケティング、生産、広告など、様々な相談に回答できる。
・ コンサルタント全員が、医療機器メーカー出身者である。
・ 安価で気軽に相談できる。
実現性について
実施スケジュール
2017年2月 コンサルタントの募集を開始
2017年6月 全国の医療機器参入セミナーでチラシの配布を開始
2017年7月 スムーズに質問を受けられる様に、ホームページを改修
2018年6月 メールを振り分けるための事務員1名を雇用予定
実施場所
川崎市多摩区及び東京都千代田区
実施体制
・ 代表者及び8名の契約コンサルタント。
・ 1年後にアルバイトの事務員を雇用予定。
ビジネスパートナー
・ AMED、医療機器開発支援ネットワーク
・ 地方自治体の医療機器開発の支援窓口
(神奈川、埼玉、東京、千葉、福島、大分、大阪、三重、山口など)
リスクとその管理
・ 営業できる場が少ない
→セミナーでのチラシの配布、名刺交換した企業へのメール送信を実施。
・ 登録企業が増えた時に、コンサルタントが不足する
→今後、経験を見極めた上で、医療機器メーカーのOB、OGを中心に増員する予定。