第110回最終選考会(平成29年12月1日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイデアの提案者
遠山 純生
- かわさきビジネス・アイデアシーズ賞
- 日本起業家協会賞
【発表者 遠山 純生】
ビジネスアイディアの概要について
「Wedding Village」は結婚式を挙げようとしているカップルと貸衣装、フラワーマーケット、映像制作などのウェディングサプライヤー及びフリーのウェディングプランナーをつなぐオンラインマーケットプレイスです。
ブライダルマーケットは結婚式の会場や演出などにお金をかける「こだわり婚」、アットホーム志向の「小規模婚」という環境の変化が起きています。
しかし、従来の業界構造はウェディング会社を決めてしまうとその先はブラックボックスになっていて、不透明な見積もりと強引なアップセル、高額なサプライヤーからのキックバックシステムで新規サプライヤーの排除による選択肢の限定など、環境変化と従来の業界構造が合わなくなっています。
そこで「Wedding Village」はウェディング会社に縛られないサプライヤーの選択による「こだわり婚」の実現、透明な価格表示、圧倒的な低価格を実現したウェデイングサービスを提供します。
新規性・優位性について
結婚式運営業からウェディングオンラインマーケットプレイスへと既存業界から発想の転換をしています。
フロントエンドをオンラインマーケットプレイスにすることで設備投資、広告投資、人件費をカットすることができ、低価格化が実現します。
更にサプライヤーからの高額なキックバックを受け付けないので、多くのサプライヤーに出店してもらうことができ、演出や衣装など多彩な選択肢が提供できます。
市場について
主なターゲット・市場の規模
新婚旅行、ジュエリー、結婚情報サービスなどを含んだブライダル関連市場は2.5兆円、披露宴、パーティー市場は1.4兆円です。本サービスの最初に狙うターゲットは価格意識とこだわりが強いゲスト数40名以下、予算150万円以下のミドル層(11万組)とします。
市場での競争力
低価格と見積もりの透明性、選べるサプライヤーの数です。
既存ウェディング会社は設備投資、広告投資、人件費など消費者の価格に転嫁せざるを得ない業界構造になっています。フロントエンドをオンラインに、バックエンドをサプライヤーと会場をつないで統合サービスが提供できる仕組みになっており、ユーザー価格を通常挙式の約40%削減、選べるサプライヤーを通常の10倍想定しています。
実現性について
実施スケジュール
2018年1月:キックオフ
2018年6月:ローンチ予定
実施場所
首都圏を中心にスタート。
実施体制
チーム3名
ビジネスパートナー
サプライヤー
フリーウェディングプランナー
アプリ開発ベンダー
リスクとその管理
・サプライヤーのサービス品質リスク:契約でSLAを設定し、定期的に訪問チェック。
・クレーム:クレーム担当窓口を設置し、対応。