第112回最終選考会(平成30年3月16日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
「AROMA×ITのライフスタイル創造」
朝、昼、夜それぞれのシーンに対応するパーソナライズアロマの定期購買サービス。
蓄積する香り情報の解析により、企業向けのIT型香りマーケティング支援を展開し、最適な香りがある世界を演出する。
新規性・優位性について
自社の独創性:
① カスタマイズ性(蓄積する香り情報のデータ解析に基づき、1人ひとりに最適化された香りを提供)
② 利便性(持ち運びやすさ、使いやすさ、不在届への対応が不要などの定期購買として継続しやすいUX)
③ 香りの品質(受注生産プロセスによる香りの高い鮮度、希少な国産天然精油の活用)
市場について
主なターゲット・市場の規模
既存のアロマ市場全体では約4,000億円の成長市場(日本アロマ環境協会 AEAJ調べ 2015年)。
既存市場のシェアを取っていくというよりは、新規市場を作っていくことにフォーカスし、5年目は年商7億円を見込む。
BtoCでは香りの新しいライフスタイルを展開し、BtoBでは、toCのサービスで蓄積、解析するデータをもとにした、IT型の香りマーケティング支援を他業界に拡大する。
市場での競争力
自社の優位点は、香りのカスタマイズ性、利便性、高品質にある。
そして、データドリブンで企業向けの香りマーケティング支援を展開できることは高い競争力の源泉となる。
実現性について
実施スケジュール
【BtoC】
2017年10月:プレサービス開始(カスタマイズアロマの定期購買モデル)
2018年 4月:新型アロマディヒューザー開発を開始
2019年 4月:新型アロマディヒューザーをローンチ、サービス開始
【BtoB】
2017年10月:BtoBの香りマーケティング支援事業を開始(音楽業界、ホテル業界、不動産業界向けに順次拡大予定)
実施場所
横浜市、及び川崎市
実施体制
太田賢司:CEO
国内最大手の香料会社にてフレグランスの開発に10年携わる。
経営学修士(MBA)及び理学修士。
寺川直宏:CTO
UI/UX設計の豊富な経験を有するエンジニア。
武井涼子:Advisory Board
ブランディング、マーケティング分野のスペシャリスト。
ビジネスパートナー
ヤマハ株式会社:演奏会場やリゾート施設における香りマーケティング事業での連携。
日本IBM株式会社:香りのビックデータ蓄積、解析、及びアルゴリズム開発における連携。
ヤマト運輸株式会社:BtoCの物流業務、及び専用パッケージの開発。
リスクとその管理
商品の安定した供給体制を整えることと、アロマ業界との良好な関係・ネットワークを築くことがリスク管理の観点から重要となる。
香料素材の仕入れ先を複数に分散する対応や、10年携わった香料業界での人脈に加え、さらにアロマセラピスト、ハーブセラピスト、医師、薬剤師などの専門家との人的ネットワークを広げている。