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トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 代表取締役  中西 敦士|第112回受賞者

第112回最終選考会(平成30年3月16日開催)

ビジネスアイディアのテーマ

世界の排泄の悩みや負担を軽減する 排泄予測デバイス「DFree」

ビジネスアイデアの提案者

トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社
中西 敦士

東京都渋谷区

  • かわさき起業家優秀賞 
  • 八千代銀行賞 
  • よい仕事おこし賞 
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 代表取締役  中西 敦士|第112回受賞者

【発表者 山本 るい】

ビジネスアイディアの概要について

 排泄予測デバイス「DFree」は超音波センサーを用いて膀胱の変化を捉えます。
そのデータをクラウド上にて独自アルゴリズムにより分析することで、スマートフォンやタブレットに排尿のタイミングの通知を送ります。
「DFree」を利用することによって適切なタイミングでのトイレ誘導やおむつ交換といった排泄ケアができます。利用者には自立排泄によるQOLの向上、失禁への不安軽減が期待できます。
 また、介助者にとっては介護において最も負担の大きい排泄ケアの負担軽減が実現されます。
 現在、「DFree」1台につき6,000円~10,000 円/月の月課金制で介護施設に提供しており、2017年春からは、国内最大手の介護施設であるSOMPOホールディングス傘下のSOMPOケアネクストへの全施設導入を実現。関東を中心に現在150施設にサービスを提供しています。
 今後は国内外での介護施設での「DFree」利用を進めるとともに、2018年夏には個人向けサービスの展開を開始します。

 

トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 代表取締役  中西 敦士|第112回受賞者

新規性・優位性について

 ターゲットは排泄の悩みを抱える世界中の人、推定人数5億人。
「DFree」は排泄のタイミングを予測するウエラブルデバイスとして「世界初」の商品です。
膀胱内の尿量を確認する、超音波センサーによって体内を確認する、といった技術や製品は以前からありましたが、それらは非常に高価なものであり、医療機器として病院等に限定的なシーンでの利用に限られていました。我々は小型かつ安価で常時装着可能という独創性を持っています。
 また、超音波での排泄のタイミングの予測や、アルゴリズムに関連する特許を5件取得・申請済であり、技術優位性を担保しています。

市場について

主なターゲット・市場の規模

介護分野において、世界での市場規模は65兆円。内訳としては各国共通して大部分が人件費で占められており、約40兆円と算出しています。
「DFree」利用で、人件費の3割が業務効率化によって改善する結果が出ているため、世界の介護分野の人件費3割、12兆円をポテンシャルマーケットとして考えています。

市場での競争力

排泄のタイミングを予測するという領域については、世界初のプロダクトであるため、現在、競合はありません。
ただし、排泄に関するプロダクトという点においては排泄事象の事後報告をする機器、あるいは超音波を用いた医療機器等があります。
その中で「DFree」は事前に排泄を予測することが可能であり、導入コストと 導入時に享受できるメリットが最も大きいと言えます。

実現性について

実施スケジュール

2年間の研究開発を経て、2017年より介護施設(国内・海外)に向けて法人向け月額サービスを開始、2018年春より代理店販売を開始することでより広範囲にサービスを展開する予定です。
また、2018年夏より在宅・訪問介護領域へサービス開始予定です。
中長期では子供や一般ユーザーを対象にビジネスを拡大します。

 

       

実施場所

国内・海外(ヨーロッパ・北米・アジア)

実施体制

25名

ビジネスパートナー

協業先:アクセンチュア株式会社
    伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
    株式会社リヴァンプ
    パラマウントベッド株式会社
      伊藤忠ケミカルフロンティア株式会社 等

リスクとその管理

予測される最も大きなリスクは後発商品の発売だと考えます。
弊社では排尿予測における特許を持っており、「予測」に関して優位性を持っています。
また、データの蓄積により予測精度を向上させ、弊社製品が先に普及することによって、競合商品に対して更なる優位性を構築できると考えています。

お問い合わせ先

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