第132回最終選考会(令和4年9月16日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
賃貸マンションの管理会社に代わり、賃貸入居者からの電話やメールを受信し対応するコンタクトセンターです。
特色は以下の通りです。
・賃貸住宅管理の知見を持つスタッフが在籍。管理会社への手戻りが少ない、自己完結型コンタクトセンターであること。
・一般的な受電~修繕手配に留まらず、簡単な現地対応に関しては、管理会社にエスカレーションすることなくコールフィーの中で
当社が直接対応すること。
・現地対応については地域居住の主婦、シニアを中心としたギグワーカーを採用、業務品質の確保とスピード、効率化を図るため、
川崎、東京一部エリアに地域を限定したサービス提供とすること。
従来管理会社が対応していた受電と現地対応を当社が巻き取り、管理会社の生産性向上と社員の働きがい向上を実現します。
新規性・優位性について
既存の賃貸住宅管理コールセンターは基本的には修繕依頼であれば修繕業者を手配します。また、近隣トラブルのクレーム等であれば、聞き取りを行い管理会社に報告するスタイルが一般的です。一方で当社は案件の解決を極力管理会社に手戻りさせないオペレーションに加え、入居者からの依頼案件のうち、現地対応で簡単に解決できる雑務対応を直接実施して自己完結率を上げていきます。
このことで、管理会社の社員は入居者からのクレーム等の電話対応・現地対応から解放されることになり、管理会社はより生産性の高い業務に人員を投入することが可能となります。
市場について
主なターゲット・市場の規模
生産性の高い売買仲介を主力業務として、仲介の傍ら500戸~3,000戸程度マンションを管理しており、その手間を削減したいと考える地域密着型の不動産会社がメインターゲットです。
市場規模は、川崎、都心、城南エリアの全国宅建協会、全日本不動産協会の会員社、総計12,545社です。
市場での競争力
賃貸住宅管理を請け負うコールセンターは多いのですが、自己完結型コールセンターは豊富なマンション管理の知見が要求されるため、数社に限られています。当社はさらに、現地で実施する雑務対応を実施しますので、ワンストップでの対応が可能となり、この点に大きな強みを持ちます。
実現性について
実施スケジュール
本年10月より市場調査、ビジネスパートナーとの連携内容を調整、メンバー確定後来年ローンチ予定です。
実施場所
コンタクトセンターはシェアオフィスの個室オフィスを予定。
川崎市内、東京都心、城南エリアを対象として展開します。
実施体制
代表の他、コンタクトセンター開設経験者を含む事務員2名、オペレーター1名で開業します。
開業3期末には事務員3名、オペレーター8名、ギグワーカーは各エリアの総員90名を予想しています。
ビジネスパートナー
ギグベース株式会社
事業内容:ギグワーカーのタレント採用プラットフォーム事業、ソリューション事業運営
リスクとその管理
①ギグワーキングの提供サービス品質の確保
現地対応手順書を作成、わかりにくい現場対応の場合は現地研修で個別指導してまいります。
②ギグワーカーの採用リスク
管理物件のエリアに在籍者が乏しい場合は、アルバイト採用等でカバーいたします。