第142回最終選考会(令和7年3月7日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイデアの提案者

【発表者 猿谷 吉行】
ビジネスアイディアの概要について
「そのままDX ( 旧名: Photolize )」は、既存の書類を写真に取って送るだけで、最短一時間で元の書類と同じ見た目の入力フォームを自動生成して、ユーザーは紙に書くように入力できます。
入力フォームの生成は、AI が受け取った書類データを画面上に貼り付けし、書類上の記入欄の位置に「そのままDX 」の入力枠を自動設置します。そこで出来上がった入力フォームを弊社のオペレーターが確認して、必要に応じて修正を行って完成させます。
出来上がったフォームはPC やスマホなどで表示して、入力したデータは、データベースとなって管理でき、CSV やAPIなどを使って様々なシステムと連携できます。また、100 ヶ国語以上の外国語の入力フォームを生成することができます。
承認や押印などのワークフロー機能も兼ね備えていて、IT知識がない人も利用できるユニバーサルデザインのデータ入力管理システムができあがります。

新規性・優位性について
サービスのわかりやすさと、運用に手間がかからない点を差別化として競争力をもたらしています。
書類を送るだけで自動的にフォームができることで、IT担当者を必要とせず、業務フローを変えずにすぐにデータベースの構築ができます。
市場について
主なターゲット・市場の規模
製造業や運送業、社内業務管理、自治体や病院での受付など、様々な業態でご利用いただいています。業種を絞って様々な機能を持ってバーティカルに作るのではなく、利用できる機能を限定して、低価格ですぐに使えるようにすることで、業務範囲でターゲットを絞っております。つまり、データベースを作るまでが弊社のサービスのターゲットになります。
市場での競争力
上記の新規性優位性に追加して、無料プランから体感して月額1 万円から利用できる利用しやすい価格帯があります。また、蓄積したデータの活用や分析連携などの完全サポートして、すべて任せることができることで、新たにIT担当者を雇用することなく、DX に明日から取り組める点が強みになります。
実現性について
実施スケジュール
本サービスは、Web ブラウザー上で利用可能なサブスクリプションサービスになります。2023 年末にβ版をリリースして、現在は、顧客開拓をしつつサービスのブラッシュアップを行っています。
実施場所
Web ブラウザ上で利用可能
実施体制
経営者、営業、カスタマーサポート、システムエンジニアなど10 名程度
ビジネスパートナー
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、住友商事株式会社、株式会社セゾンテクノロジー、三谷産業株式会社、浜松いわた信用金庫など様々な企業と協業しています。
リスクとその管理
PMF を実施するうえで、開発営業などのコストによる資金不足のリスク。類似サービスによる、マーケットシェアを取られること。