第103回最終選考会(平成28年9月30日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
現代の忍び寄る脅威~いまそこに「視力危機(ビジョン・クライシス)」が訪れようとしている。急速に普及したネット通販等の著しいメガネ販売プロセスの省略化で、視力測定軽視の風潮が蔓延。もはやメガネは「医療器具」から「ファッション雑貨」となり、専門性低下で社会的使命が形骸化しつつある。
その結果、頭痛や歪みなど問題解決できない消費者が何軒もメガネ店を漂流する『メガネ難民』が増加。「視力危機」が放置されると、教育や産業など社会全体の品質・業績・安全性が劣化し、国力低下は免れない。
当社はこの問題に鑑み、メガネ測定に視覚画像工学の要素を取り入れた新しい概念の総合ITビジョンケア・ソリューション「パソメガ®」システムを開発した。更にディープコンサルティングという利用技術開発で高度な測定の汎用化を実現し、消費者のビジョンケアを実施している。
新規性・優位性について
1.パソメガ®システムは、視覚画像工学・眼鏡光学・分光学等の要素を取り入れ、数値計算とシミュレーションにより、メガネ測定方法や視機能測定、測定データ処理でレンズの最適化。
2.ブルーライトや高エネルギー可視光線の相対スペクトルを積分処理で分析し、LED液晶モニターに対するメガネの最適化。
3.本システムの開発は、メガネ販売業務フローを100%理解するSS級認定眼鏡士(LED検定も取得)が直接開発しており、アウトソーシングに委ねていないのでコンテンツのクォリティが高い。
市場について
主なターゲット・市場の規模
市場ターゲット
(BtoC)一般コンシューマ/日本人の30%(4,000万人)が近視、25%が65才以上と言われ広範にメガネを必要としている。
(BtoB)プロシューマ/メガネ販売店、液晶・LED等電子材料物性に関わる企業等 市場規模/4,798億円(2014調査)
市場での競争力
ネット販売とファスト系メガネ店が最も苦手としている65歳以上のシルバー市場は「パソメガ®」+「ディープコンサルティング」にとって最適。
また液晶モニターやLEDランプの個別特性に対し、メガネを最適化して販売する店頭用システムは海外にも実例が皆無であり、世界初として他社に先行。高エネルギー可視光(HEV)用レンズも同様。
実現性について
実施スケジュール
販売代理店において受注活動中。
直近では2016年10月に東京ビッグサイトで開催の国際メガネ展IOFTにサンプルの展示予定。
実施場所
株式会社ジンボ直営(J-EYE店)、販売代理店、販売代理店の展示会
実施体制
2名
ビジネスパートナー
名古屋眼鏡株式会社(販売・リース契約代行・全国規模の展示会開催)
リスクとその管理
疾病や病的屈折異常等で一般メガネ装用困難な場合、専門医療機関をご紹介。
移動時間とコスト節約でスカイプを利用して操作説明やトラブルシュートを実施。