第103回最終選考会(平成28年9月30日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
小学校の非常勤講師と自営の『寺子屋ユウコチャングム』という塾で、子どもたちの勉強を見る中、子供たちが本当に分数が「嫌い」「苦手」ということがよく分かった。「どうにか楽しみながら分数を克服する方法はないか?」と思い、カードゲームにすることを思いつく。分数の通分・約分を使って、手早く手札を減らし上がるカードゲームで、遊びながら通分・約分が覚えられ、分数が大好きになる。
カードの図形を見れば、分数を学習していない子どもでも遊べる。最年少は5才!学校の先生からの評価も高く、小・中・高生や大学生、塾、一般個人などターゲットは幅広い。学校教材導入を目指して勤務先の学校から広げている。家庭へは、通信販売とイベント販売をしている。幼い頃から、カードゲームで分数に慣れ親しみ、授業で習ったときに、すんなりと繋がるのである。
最終目標は世界大会。数字は世界共通なので、世界に販売し、日本で世界大会を開く。「分数といえば日本!!」と、子どもたちが日本を誇りに思えるようにしたい。
新規性・優位性について
4種類のカードと遊び方で特許取得済み。分数を使ったカードゲームは他にはないため、新規性と優位性がある。カードゲームはたくさんあるが、遊びながら自然に分数に慣れ親しむことができるカードゲームは『分数大好き』だけである。分数を習っていない子どもでもカードの図形を見るだけで遊べるので小さい子どもから大人まで楽しむことができる。あくまでゲームなので、運である。大人が勝つとも限らないことや、どのカードを先に捨てるかで勝敗が変わるため、子どもも大人も熱中する。ご年配の方には「ボケ防止になる」との声をいただき、幅広い年齢に使ってもらえるところが特徴である。
市場について
主なターゲット・市場の規模
幼稚園、保育園、学校(小中高)、大学、家庭、介護施設
カードゲームなので幅広く遊んでもらえる。研修のアイスブレイクで利用すると仲深まるため、会社の研修や大学のオリエンテーションにも良い。学習教材だけではなく、コミュニケーションツールにもなる。
市場での競争力
学習するゲームとしては、勉強カルタがある。「歴史年号」「都道府県」「星座」「四字熟語」など種類は様々ある。しかし、分数を使ったカードゲームは他にはない。分数で困っている子どが多いため、市場での競争力は十分にある。
実現性について
実施スケジュール
学校訪問プロジェクト『分数大好き!学校55(GOGO)プロジェクト』 (この9月かから1年間)分数大好きを持って55校に訪問。出前授業、PTC、昼休憩大休憩に体験してもらう。
アメリカ、中国へ世界特許申請(H29.10月)
実施場所
全国の学校(スタートは広島市)
実施体制
教員・学校ネットワーク、Hirosihima Creative Café(広島県の起業家応援制度)、ママはたネットワーク
ビジネスパートナー
株式会社タカトープリントメディア(印刷製造)、 PLUS 株式会社(教材卸業)、ママはた(ママさんネットワーク)、夢実現プロジェクト事務局
リスクとその管理
現在は知名度が低い。
広めるためには、「サンプルを配る」「広告をうつ」などの先行投資が必要。投資する時は、どれだけの効果が出るかを検討して実施。
1人で動くには限界がある。ビジネスパートナーを探す必要がある。
体験して、良さを知ってもらうことが購入に繋がるため、学校のPTC・出前授業に訪問する