第106回最終選考会(平成29年3月17日(金)開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
毎年約100万人の高校生が高校を卒業し、そのうち約18万人が就職をしているが、高校生は未成年かつ学業優先ということもあり、就職において独自のルールが存在し、大卒新卒と比べると情報や活動が制限されている。
高校生がより健全な就職観を持ち、豊富な情報の中から自分で選ぶ就職活動を実現できるようになるために、そして更に、中小企業の新たな採用手法として低単価での採用を実現し、中小企業を、そして日本を活性化させるべく生まれたのが『JOBドラフト』サービスである。
・高校生のための就職求人サイト『JOBドラフト』
・就活情報掲載冊子『JOBドラフト BOOK版』
・高校へのFAX送信サービス
の3点がメインのサービスとなっており、43万円/年度という、大卒の大手就職サイトの半分以下の料金で掲載が可能となっている。
また高校への求人票郵送代行サービス、高校訪問同行サービス、高校の先生と企業との出会いの場である名刺交換会などのオプションサービスも充実している。
新規性・優位性について
一般に新卒サービスというと、大卒者の採用に向けたサービスを指すほど、高卒採用市場というのは民間サービスが未だ生まれていない。
現状、高校新卒向けWEBサイトを運営している企業は数社あるが、弊社は高卒採用に特化したメディアとして、サービスイン1年で業界No.1の掲載社数と利用者数を得ている。また高校とのリアルなネットワークを保有しており、WEBだけでなく、アプリ、LINE就職相談サービス、就職情報冊子の発行、高校内でのガイダンス、職業体験型バスツアーの開催など多角的な手法で高校生と接触ができている点が最大の強みと言える。
市場について
主なターゲット・市場の規模
ターゲットは基本的に採用を行う全企業である。
現在、大卒新卒市場は1987億円、うち就職情報メディアは17%で340億円である。
高卒就職者数は大卒の約半分ということを考慮すると、高卒就職情報メディアの潜在市場は半分の170億円まで伸びる可能性がある。
仮に投資額が大卒の約1/3だったとしても、高卒就職情報メディアは約60億円の市場があると予測できる。
市場での競争力
①豊富な人財力
②顧客開拓能力
③メディア運営・開発能力
④高校の「進路指導教諭」とのネットワーク
サービスを提供している関東、関西を中心に550校の高校とのパイプを形成。
高校訪問を専門に行う部隊が、定期的に高校を訪問し、最新の情報を保有。
⑤資本力
親会社は株式会社人と未来グループ、グループ会社は創業以来16年間無借金経営を誇る株式会社ピーアンドエフとなっており、資本力に長けている。
実現性について
実施スケジュール
2015年8月高校生のための就職求人サイト「JOBドラフト」オープン。
2016年12月申込企業数(累計掲載数)448社、登録高校数550校突破。
2018年(予定)福岡に拠点展開、キャリア教育事業を全国展開。
実施場所
東京本社、大阪支社
※将来的に福岡への展開を検討中。
実施体制
直近では法人営業、高校営業、WEBマーケティングの3ポジションにて増員予定。
メインは毎年新卒採用を実施(2017年4月に9名入社予定)だが、別事業で人材紹介事業も行っており、中途の即戦力人材に関して随時増員していく。
ビジネスパートナー
①株式会社人と未来グループ:経営管理・指導・資本提供・メディア開発
②株式会社ピーアンドエフ:広告制作・営業支援
③顧問:WEBマーケティング強化支援
楽天・オールアバウト出身 松田氏
④株式会社東洋館出版社(教育書専門出版社):冊子発行サポート