第109回最終選考会(平成29年9月29日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
既存のバスロケアプリは、バス停名を入力するか、系統を入力するかで次の画面に進むことができます。
しかし、急いでいる時や高齢者にはタッチ数が多く使いづらいものになっています。また、バス会社毎に別々な作りなので、個別に操作を覚える必要があります。
その課題を解決するために、ワンタッチで自分の回りのバス全てを見えるようにしたのが「見えバス」です。
●自宅やお店を出る時、電車を降りる時に、バスがどこまで来ているかをワンタッチで確認することができます。
●今までのようにバス停でバスを待つ必要はありません。時間ギリギリまで、お店で買い物を楽しんでいられます。
●地図を使うことで慣れない土地のバスでも乗れるようにしました。
●外国人観光客は公共交通を使いたいと思っています。「見えバス」は、それを可能にしました。
●バスに乗った時、降車場所を通過してしまうという心配をなくしました。
これらは、既存のバスロケや乗換案内アプリでは解決不可能でした。「見えバス」はそれらの課題を解決するために開発しました。
新規性・優位性について
■新規性
(1)操作が容易で、急いでいる人でもワンタッチでバスの現在位置を見ることができます。
(2)高齢者も使えるアプリにしました。
(3)バス会社毎のバスロケではないので、「見えバス」の操作を覚えると全国のバス情報を入手することができます。
(4)自分中心でバス情報を探すことができます。
■優位性
(1)デジタルサイネージ等、他のシステムとの連携が可能です。
(2)「見えバス」の利用者位置を、把握することが可能です。
(3)地域情報との連動もしており、観光、地域活性化に配慮した創りになっています。
市場について
主なターゲット・市場の規模
路線バスの台数は59,000台、日本全国のコミュニティバスは、1,226か所で運行しています。
送迎をしている自動車教習所は1215か所、スクールでは8,800か所あり、幼稚園・保育園、介護施設、医療施設など、送迎バスの運行も多数あります。
動体システムで考えると1兆円を超える市場になると、平成16年度時点で国土交通省が発表していますが、現在は企業の営業管理システム等にも行うようになり、市場は拡大の傾向となっています。
市場での競争力
① 全国、どこでも、ワンタッチで、その地域の運行中のバス全てを表示します。
② アイコンタッチで、自分を中心に地図と運行中の全てのバスが表示されるので、複数のサイトから情報を集める行為は不用となります。
③ バスの移動と表示を連動しており、不安であった降車バス停の位置確認ができます。
④ 観光客でも地域のお店情報を容易に入手できます。
⑤ 自治体、バス会社の作業を最小限にすることが出来ました。
実現性について
実施スケジュール
2017年2月 守谷市でリリース
2017年5月 インバウンド対策が完成。
送迎バス関連システムの開発開始。
販売パートナー企業の発掘を開始。
2017年7月 自治体からの見積り依頼が始まる。
2017年8月 移動体システムの受託開発案件の依頼。
地域タウン誌企業と連携のための契約が進行中。
オリンピックに向けての営業開始。
現在は、全国普及の活動を実施中。
実施場所
全国対応(サポートは本社、東京事務所にて実施)
実施体制
チーム構成
リーダー1名
開発8名(社員2名、パートナー6名)
営業8名(社員2名、パートナー6名)
経理1名
その他
コンサルタント及び士業5名(経営、営業、税理士、社保士、弁護士)
ビジネスパートナー
営業パートナーとして、デジタルサイネージ企業、地域タウン誌企業を発掘中。現在、数社と契約に向けて進行中です。
開発パートナーとして、システム開発企業の選定中。現在は3社との連携、その他2社との関係が可能となっています。
リスクとその管理
「見えバス」はコンセプトが命。急いでいる人でも、高齢者でも使えるバスロケをコンセプトとしています。
特許を出していますが(審査請求中)、コロンブスの卵なので類似が出る可能性があり、その対策として1日も早い全国普及が
要となります。
資金の強化、体制の強化が重要と考えています。