第111回最終選考会(平成30年2月2日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
携帯の画面1つ1つがカードのように並び、絵と文章がコラボするスマホに最適化したフォーマット。
私たちはこれを<コミックノベル>と名づけた。
文章が得意とする抽象的な表現は文章が、絵が得意とする具象的な表現は絵が、受け持つ。
その結果、読者の負担が大きく軽減され、①見やすくて②サクサク読め③隙間時間でも楽しめる表現が誕生した。
さらにそれは、映像や音、位置情報など様々な表現や情報と結びつき、新しい表現空間へと発展する。
そして、手軽に投稿できる<投稿アプリ>へと進化することによって、かつてない”創作をベースにしたSNSへ”と大きく飛翔する。
新規性・優位性について
【コミックノベル】
ライトノベルよりもさらにカジュアル。
スマートフォンに最適化。
翻訳や物語のローカライズが簡単なので、海外配信がローコストかつスピーディーに行える。
【投稿アプリ】
①スマートフォンで書けてそのまま投稿ができる
②2次創作や連作も簡単
③エピソードの追加・削除、物語の枝分れができる
④位置情報や動画、音などの貼り付けもできる
⑤投稿者が管理者になって、第三者とコラボできる
など、投稿者の潜在的なニーズを掘り起こすことができる。
市場について
主なターゲット・市場の規模
【コンテンツの市場】日本における電子書籍の市場規模は2016年で≒2000億円。内、文字物は2割弱。
しかし、紙書籍での文字物は5割近くを占める。つまり文字物でも、スマートフォンで読みやすくすれば、電子書籍市場で5割を確保できてもおかしくはない(海外では文字物が9割以上と大半を占める)。
【ターゲット】20代30代のスマートフォンユーザー。
市場での競争力
フィクション系の<投稿アプリ>にはcomico、アルファポリス、小説家になろう、などの競合があるが、いずれも投稿者に負担が大きいフォーマットである。
弊社が目指すアプリは、スマートフォンに特化していて、かつ、きわめて手軽に投稿ができる。
また、YouTube、instagram 、Twitterといったフローな情報とは異なり、IP(知的財産)を生み出す仕組みでもある。
実現性について
実施スケジュール
【コミックノベル】すでにWEBサイトが稼働中。2018年春にアプリ化し、ユーザー拡大を図る。
【投稿用アプリ】β版リリースを2018年春に予定。5月には本格稼動。
同時に、思い切ったマーケティング費を投入しユーザー数の拡大を目指す。
以降、順次サービスを強化し深堀りする。
実施場所
プラットホームの運営は神保町。
サーバー等は神谷町を予定。
実施体制
経営執行者2名/編集3名/運営2名/及び、フリーランスの編集者、開発協力者を起用。
ビジネスパートナー
技術開発/Link-U(予定)
コンテンツ開発協力/ソニー・ミュージックエンタテインメント、他
リスクとその管理
マーケティング予算の確保→現在、VC等に資金を要請中。
調達未達の場合は、初期立ち上げをiOSに限ったり、アプリのサービス内容を一部先送りするなどして費用を捻出する。