第118回最終選考会(平成31年3月15日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
2009年9月、私は当時の勤務先が入居している東京ミッドタウンにて脳出血で倒れました。
意識不明のまま病院に運ばれ、その後、混濁した意識の中で2週間、生死を彷徨いました。幸いにも一命を取り止めましたが、意識が戻った直後は自分が何者かも分からず、ただ渡された携帯電話のボタンの意味をひたすら考えていました。そして、自分が全く話せない事に気づき絶望しました。
私が得た知識と稀有な実体験から、改めて現状のリハビリテーションの成り立ちや、ST(言語聴覚療法)、OT(作業療法)、PT(理学療法)とよばれるリハビリテーションについて患者目線で分析しました。毎日運ばれてくる脳卒中の患者や家族とコミュニケーションを取る中で、とにかく「もっと簡単に情報が得られる場をつくり」、そしてなによりも「前向きになれる場をつくること」が必要だと確信したのです。
それは先天的に身体障害を抱える人達に対しても同じだと気づきました。
そして、障害を持ったより多くの方が障害者として楽しみ、活躍できる環境を作りたいという思いに至りました。
これこそが、本事業のはじまりです。
新規性・優位性について
弊社が取得した身体障害者に特化した属性情報(呼称:ブイくん 特許第6202136号)をベースとした、身体障害者に特化した検索エンジンの提供です。既存サービスの身体障害者に特化したSNS「OpenGate(http://open-gate.jp/)」との連動を図り、コミュニティを形成し、ワンストップで必要となる全ての情報が手に入るサービスを提供します。
弊社が行う事業には、競合は存在しません。総じて弊社の強みは「身体障害当事者」が「身体障害当事者の目線」で「本当に必要」なサービスを提供する事にあります。また、気づきを与えることで、身体障害者の出来る事を増やす事も弊社の特色となります。
市場について
主なターゲット・市場の規模
◆個人 約1,000万人(身体障害当事者約400万、人身体障害者のご家族など介護者約400万人、身体障害に関わる事業に従事している方約200万人)
◆企業 約9万社
・障害者雇用義務付け対象企業 約90,000社
・福祉・自助具開発メーカー 約750社
市場での競争力
今までに無かった市場を創っています。それは全てにおいて「障害者の市場」と捉えるのが社会通念上、良心的に悪では無いか?としているからです。その市場を私たちが創造しているので、日本で初めての取り組みになります。
実現性について
実施スケジュール
現在制作中です。
一部「就業」に関しては今年夏頃リリース予定です。
実施場所
東京都中野区
実施体制
5名
ビジネスパートナー
株式会社フジクラ・株式会社ビックカメラ・パシフィックコンサルタンツ株式会社
リスクとその管理
システム構築の費用