第125回最終選考会(令和2年12月11日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイデアの提案者
【発表者 森坂 翔太】
ビジネスアイディアの概要について
政府は日本の労働人口不足に対する解決策の大きな柱として外国人材の雇用を推進しており、在留者数は増え続けています。
しかし採用までのハードルが高い、外国人材受け入れ体制の構築が追いついていない等、多くの課題が残っている状況です。
そこで弊社は多文化経験者の集団である強みを活かし、外国人材特化型のダイレクトリクルーティングプラットフォームを提供することで、労働不足における課題先進国である日本と世界の人材をつなぐインフラとなることを目指します。
企業は登録外国人ユーザーに対して、求人掲載やスカウトも含め、選考から採用まで一貫して行うことが可能です。
人材の基本情報やスキルと合わせて、外国人に特化した必要情報である日本語能力やビザ関連の情報を確認でき、人材と直接話すことにより採用まで素早く進めることもできます。
また初めて外国人材の採用を検討する不安が大きい企業にとって、安価な成果報酬型の料金体系・お試し採用方法・サポート制度を設けており、小さいステップから外国人材を含めた組織作りの構築に取り掛かる一助となります。
新規性・優位性について
・日本語能力やビザ関連の情報など、外国人材採用ならではの条件で絞り込みが可能
・ ダイレクトリクルーティングモデルのため、採用までのスピードが早い
・ 海外在住人材の登録に強みを持ち、国内人材の採用に競争力を持たない企業にとって採用確度が高い人材と出会える場となる
・ 料金体系は掛け捨てコストがかからない採用成果報酬型であり、受け入れ体制を整えた企業はよりお手頃に使用できる
インセンティブがある
・ 副業採用や海外在住人材のリモートワーク採用など、多様な働き方でのお試しオプションを提供
・ 採用後はマルチリンガルサポーターによるマネジメント支援が可能
市場について
主なターゲット・市場の規模
市場
・人材サービス産業全体市場:約8兆円
・求人広告市場:約1兆円
・職業紹介市場:約3,000億円
・外国人労働者数: 165万人(2019年)
・外国人雇用事業者数:24万カ所(2019年)
主要ターゲット
・業種:卸/小売業、情報通信業、製造業、教育業(外国人材雇用事業者の45%)
・規模:従業員10人-99人(外国人材雇用事業者の89%)
・需要:IT/機械エンジニア、高学歴新卒、日本語能力が高い人材
市場での競争力
大手人材会社は市場が確立されている外国人材を含む国内在住マルチリンガル人材を大手企業に紹介しているため、外国人材特化型の人材会社は海外高学歴新卒もしくは国内在留人材のサービス業への紹介が主となります。
弊社が主にターゲットとする海外在住エンジニアの中小企業への紹介は、日本企業側の受け入れ体制支援というハードルがあるため参入障壁があり、多文化経験者の集団だからこそ競争力を持つことができます。
実現性について
実施スケジュール
・人材の事前登録は開始済み
・12月中旬:企業の事前登録を開始
・1月下旬:オフィシャルローンチ
実施場所
・人材と企業間のマッチング、選考、採用:ITプラットフォーム内
・採用後の支援:対面、オンラインツールを活用
実施体制
・役員/事業主1名
・正社員 0名
・パート・臨時 13名(インターン4名、アドバイザー1名、マルチリンガルサポーター8名)
ビジネスパートナー
・求人獲得におけるパートナー: 8社
・人材獲得におけるパートナー: 10社
リスクとその管理
・ビザ発行手続き
ビザの発行は手続きが複雑であるため、正しく行わないとビザが降りない、更新のタイミングで問題が発生するなどの
リスクがあります。
行政書士事務所と提携を行い、正確なビザ発行をサポートする予定です。