第125回最終選考会(令和2年12月11日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
旅客交通事業者が運営するバスや鉄道車両に、弊社が開発する乗り物内でXR(※AR/VR/MRの総称)体験を可能にする技術「RideVision」を搭載することで、世界初のXR観光バスツアーを実現させるというプロジェクトを提案いたします。
特に川崎市に事業基盤を保有し、地域に親しまれている旅客交通事業者の車両に革新的な技術を掛け合わせることで、川崎市に新しい娯楽・観光・教育体験などのイノベーションを巻き起こすことが狙いです。
「With コロナ」および「After コロナ」を念頭に置いて新型コロナウィルス感染拡大防止をしながら、最先端の娯楽・マイクロツーリズム観光・教育体験などを通じて「新しい川崎市」を多くの方々に楽しんでいただきたいです。
この川崎市のプロジェクトをベースにした代表的な事業サンプルモデルを確立し、将来的に日本国内その他の地域および海外への事業展開を推進してまいります。
新規性・優位性について
①新規性
これまで固定空間でしか実現不可能だったXR体験を、あらゆる乗り物での移動中でも体験可能にします。
②優位性
停止状態ではなく、移動中の状態にある乗り物の中でXR体験を可能にする技術を有する競合他社はありません。
これまでの実証実験にて様々な乗り物で検証済です。
①普通乗用車(長野県飯田市)、②小型電動バス(池袋)、③40人乗り2階建て大型バス(横浜)など
市場について
主なターゲット・市場の規模
①主なターゲット
旅客交通事業者、リゾート施設、旅行代理店、イベント会社など (B to B to Cモデルであり、to Bの顧客が最終ターゲット)
②市場規模
2022年:4億円 ⇒ 2024年:34億円 ⇒ 2026年:106億円 ⇒ 2030年:540億円
※前提条件:日本国内のみ、及び弊社事業のみでの試算
市場での競争力
①技術的優位性
ソフト・ハード共に現状では弊社のみが提供可能。
自動運転技術を応用した最先端技術で模倣も極めて困難、特許も出願中。
②導入・維持コスト優位性 (競合は既存のテーマパーク向けサービス等)
テーマパークの既存アトラクション導入・維持コストに比べれば遥かに廉価。
実現性について
実施スケジュール
2021年1月:川崎市プロジェクトにおけるパートナー企業様の確定
2021年2月-3月:提供コンテンツ内容の議論・確定
2021年4月-6月:提供コンテンツの制作および試験走行
2021年7月:川崎市におけるサービスを開始
実施場所
川崎市内:主にキングスカイフロント~川崎大師エリアを想定
実施体制
事業開発・管理:有年CEO
技術開発:崎山CTO
コンテンツ開発:高田CCO
ビジネスパートナー
旅客交通事業者:京浜急行電鉄株式会社(内諾済)
実施場所提供:川崎市(※地元企業様にこれから打診予定)
ハードウェア機器提供:Lynx, Inc. (フランス企業、戦略的提携に向け協議中)
リスクとその管理
リスク:実施場所の提供、コンテンツ制作等へのご協力を頂けるパートナー企業様が見つからずプロジェクト進行が遅延するリスク
管理方法:本プロジェクトと親和性の高い川崎市の企業様に幅広く声を掛け、パートナー企業様が全く見つからない、という事態を可能な限り回避