第129回最終選考会(令和3年12月10日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイディアの概要について
人手不足で困っている農家さんと気軽に働きた方をマッチングする「農How」と、障がい者福祉サービス事業所とマッチングする「農Care」の2つのビジネスモデルがあります。
どちらも登録・求人掲載掲載無料で、マッチングが成功した際にマッチング手数料を農家さんからいただきます。
素人が即戦力で農作業ができるように、全ての作業を見える化・マニュアル化しており、動画と静止画(素材は農家提供)で事前に作業を確認することができ、作成も無料です。
「農How」は農家は賃金を個人へ直接支払い、作業時間に応じて課金されるサービス利用料を弊社に支払います。マッチングまですべてユーザーの操作によりWEB 上またはアプリからの通知を介して行います。システムヘの求人登録も農家自身が行い複製もできるので、同じ作業は 3 タップで掲載可能です。
「農Care」のシステム利用については、農 How と同様です。個人や福祉サービス事業所のサービス利用料はありません。
作業終了後は相互評価をシステム上で行い、それぞれの向上心とモチベーションを促すと同時に作業時間の申告も行い時間の齟齬を防ぎます。
新規性・優位性について
マニュアルを介したマッチングサービスとして、ビジネスモデル特許を出願中です。
(特願2019-193146 「農作業求人プログラムおよび農作業求人システム」)
また、個別農家のマニュアルデータを所有している会社は無く、今後のデータビジネスとしても活用することができます。
「農How」の働き手は一度社会人を経験した層が大半であり、ドタキャンが少なく農家は安心し てサービスを利用できます。働き手にも安心して働ける保険制度を導入しており、農家が労災保険に加入していなくても、仮にケガをしてしまった場合に傷害保険を利用することができます。マッチング率は9 割を超え、地方では新たなUターン・I ターン誘致にも取り組めます。
「農Care」の作業の完了については弊社が責任を持ち、事業所の進捗によっては他の労カリソースを投入可能ですので、農家も安心して依頼できます。人員体制や作業時間など、事業所が業務管理の裁量を持ち障がい者に合わせて仕事に取り組めます。利用者のスキルに応じて農 How にステップアップも可能な上、就労へも力を入れているので障がい者は将来の展望を抱くことが出来ます。
市場について
主なターゲット・市場の規模
慢性的な人手不足問題を抱える農家や、繁忙期の通常作業キャパシティーを超える部分での雇用の調整弁を求める農家は数多く存在 しており、その需要も掘り起こしていきます。
また、一般就労者はリタイア後や子育てが落ち着いた段階などに潜在的なニーズ(弊社アンケート調査で5- 7%の潜在的ニーズ)があると予想します。
農業分野の市場規模:10兆円
内、労働に関する市場規模:2兆円
内、単発による繁忙期のスポットシェア0.5兆円
市場での競争力
農業分野での競合は2-3社あるが、他地域展開として15県で実施しており、業界シェア№1。
実現性について
実施スケジュール
2022年3月:神奈川エリアフランチャイジー候補検討
2022年6月:フランチャイズ契約
2022年7月:サービス提供開始
実施場所
愛知県本部を中心に全国へ展開
実施体制
弊社従業員による現地サポート
ビジネスパートナー
JA豊橋と農家の労働力確保で連携
JA全農いばらきと茨城県での農作業求人マッチングで連携
武蔵精密工業株式会社が資金および事業戦略をサポート
リスクとその管理
フランチャイズ契約は3年契約、途中で解約する場合は、解約手数料が必要となります。