第136回最終選考会(令和5年9月15日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイデアの提案者
【発表者 石原 良太郎】
ビジネスアイディアの概要について
「ミニピザ窯」はその軽量な設計により、持ち運びが楽々。七輪を利用し、窯としての機能を最大化する独特の工夫が施されています。ドーム型のユニークなデザインと上部の蓄熱材、遠赤外線の効果を組み合わせることで、高い品質のピザを焼き上げることが可能です。
主な特徴として、軽さ、少ない煙、迅速な昇温、遠赤外線による旨みの保持、そしてエレガントなデザインが挙げられます。
さらに、安全対策が十分に施されており、使用時の安心感も兼ね備えています。円形の形状は特に、女性から高い評価を得ています。
この製品を通じて、多くの皆様に新しい調理の体験、その美味しさや楽しさを感じていただきたいと願っています。「ミニピザ窯」は、異なる世代のコミュニケーションをより豊かにする魅力的なアイテムです。
新規性・優位性について
「ミニピザ窯」は設計において数々の新規性を持っています。
特に、軽量で持ち運びが容易であり、窯と枠を分離し、均一な熱を供給します。
安全設計や保有している実用新案、意匠登録は、バーベキュー用品市場における新たなアプローチとして注目されます。
「ミニピザ窯」は、環境問題や地産地消の経済活動に貢献します。
競合製品との明確な差別化(蓄熱と煙発生)と効果的な販売戦略(SNS)で市場拡大に繋げていきます。
市場について
主なターゲット・市場の規模
主なターゲットは、アウトドアを愛し、新しい体験を求める個人向けとなります。
このターゲットは、設置場所の制約や道具の不足、煙や臭いの懸念、費用などに課題を感じています。
市場の規模は、バーベキュー参加の年間人数は1,330 万人( 2020年)。
バーベキュー用品市場の年間売上は138億円( 2021年)。
その内、移動式ピザ窯市場は開拓の余地があり、年間5億円程度の市場規模があると予想されます。
市場での競争力
既存の移動式窯は、重く組立や解体が面倒で、蓄熱性や効率的な昇温、煙と臭いに問題があります。 金属製は軽いものもありますが、蓄熱性に問題があります。
「ミニピザ窯」はこれらの欠点を克服する特長を持っており、軽量性や高い蓄熱性、および効率的な温度管理を提供します。
実現性について
実施スケジュール
2023年9 月にブランド名、梱包やセット内容を決定します。
10 月以降、試作品製作とモニターへの提供。生産方法を確立し、YouTube他SNS で発信します。生産を開始し、販売計画を策定。
2024 年1 月に営業活動とクラウドファンディングを開始、3 月からはWeb販売と直販を開始予定です。
実施場所
生産拠点を川崎市内で探しています。
実施体制
企画、製造、販売については、代表取締役の石原と弊社、兒島が担当します。
当初は品質管理生産技術確立、コスト管理の見極めのため、生産拠点の工場長として石原が兼務します。
数名のパート従業員を雇用します。
ビジネスパートナー
【開発】NPO法人石窯スマイル研究会 代表理事 桐原 眞幸
【型設計 広告宣伝】ツールウェア研究所
リスクとその管理
生産のリスク回避(品質保持) のためにマニュアル化を行います。
クレーム対応のための窓口設定と責任体制を明確にします。
安全対策として、注意点をマニュアルや動画で告知するとともに、PL保険に加入します。競合リスクへは、知的財産や価格戦略とブランド強化で対応します。