ビジネスアイディアのテーマ
『畜糞炭化システムによる有機炭を使用した資源循環型アグリビジネス』 |
ビジネスアイデアの提案者
緒方 勇一郎(おがた ゆういちろう)
【横浜市青葉区藤が丘】
かわさきビジネス・アイデアシーズ賞
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ビジネスアイディアの概要について
昨今、BSE、鳥ウィルス、残留農薬、食品表示偽装問題などで、食に対する国民の信頼性は失墜しています。また、農薬、化学肥料の大量投与により、土は死に、野菜そのものの栄養価も激減してきています。そんな中、国民のライフスタイルも変わり、40代以上の男性の2人に1人は生活習慣病予備軍であるという発表が先日厚生労働省からありました。また、食育についても食育基本法が施行され、改めて食の大切さが見直されてきています。そういった世相を反映してか、最近、食に関しても、これまでのグルメ一辺倒ではなく、素材そのものの美味しさであったり、機能が注目されています。一方、環境問題についても関心が寄せられる中、家畜排せつ物管理法が平成16年11月に完全施行されました。家畜の糞は昔から肥やしとして大変重宝がられてきましたが、畜産業の発展とはトレードオフの関係で、現在その処理に皆さん苦慮されています。私からのご提案は、その家畜の糞を利用した付加価値の高い有機炭肥料の生産を始めとして、その肥料を使って荒れた土を甦らせ、有機または減農薬野菜の生産を手掛けるエコファーマーを育成し、美味しくて、安全・安心・健康に配慮した作物を市場にお届けするという皆さまに喜ばれる資源循環型アグリビシネスです。 |
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新規性・優位性について
肥料の生産から作物の生産。そして、できた作物(野菜や果物)の販売まで、それぞれ通常細分化されるノウハウを一貫させたビジネスモデルである点。
多角的視点による安全性に配慮した作物の提供。不要物の有用化による資源循環型ビジネスモデルの実証である点。
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市場について
- 主なターゲット・市場の規模
炭肥料:エコファーマー認定農家/関東25,000件、有機JAS認定農家/全国4,650件、他
土壌改良、減農薬、減化学肥料希望農家
農産物:こだわりの食材を提供している外食、中食、宅配業、小売店。フィットネスクラブ。健康、環境、自然などに関心の高いライフスタイルをおくる消費者。
- 市場での競争力
炭肥料:1年間の試験栽培とモニタリングで実証済。(今後、分析や定量的データ収集により更に商品力アップを図る)
ホスピタリティー(おもてなしの心)を主体とした営業・販売戦略
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実現性について
- 実施スケジュール
第1フェーズ:宣伝効果の高い、知人のレストランへの導入後拡販。
第2フェーズ:生産者獲得及び産直を行っている農業生産団体(法人)と提携。
第3フェーズ:個人宅配システムの導入。アンテナショップ開設。
- 実施場所
オーディション後、すぐに川崎市内に会社を設立
- 実施体制(従業員等)
労務費が事業コストを一番圧迫することから、協力者やアウトソーシングを活用して、当初、専従者は私一人で開始。予定としては半年後には4人体制で臨む。
- ビジネス・パートナー
(株)ゆうき、日中環境エンジニアリング(株)、ウエイエンジニアリング(株)、(株)ハヤシ、渇ェ安商店、飯村畜産、行方市農家(石川氏、小澤氏、金田氏)、他多数
- リスクとその管理
キャッシュフロー重視(基本的にはキャッシュ・オン・デリバリー)。製造原価や在庫リスクについてはビジネスパートナーである各生産者に負担してもらい、基本的には販売代行のスタイルをとる。
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