かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第42回最終選考会(2006年9月9日開催)
ENTRY No.5

ビジネスアイディアのテーマ
『産学官連携により非医療用の超音波画像計測装置を開発し、健康・美容、予防医学の
新しい支援システムを創出、普及する』

ビジネスアイデアの提案者
株式会社グローバルヘルス
 田中 寿志(たなか ひさし)

  【神奈川県相模原市】

かわさき起業家優秀賞
(株)グローバルヘルス 代表取締役 田中 寿志

ビジネスアイディアの概要について
医療目的に限定活用されていた「超音波画像計測」を身体組成(脂肪、筋肉、骨)測定専用装置として新規開発。画像計測により身体部位ごとの脂肪厚、筋厚が正確に計測でき、ダイエット効果が明確に判定できるようになり、また画像解析技術により運動不足やリバウンドなど「質的評価」も可能にする。

<超音波画像測定装置>
 ・ デジタルカメラ的要素(誰でも簡単に使える、データ管理が      容易、ユビキタス)パソコン連動によるアプリケーション
 ・ アルバム的使い勝手(個人ファイル作成、データ管理容易)
 ・ 従来の超音波診断装置のコンセプトから脱却した      ヘルスケア専用の製品仕様
超音波画像測定装置

新規性・優位性について
「いつでも、どこでも、だれでも(簡単に)、手軽に(安価に)」をコンセプトに『超音波画像計測』を日常化し、健康・美容増進と予防医学(家庭内)の効率化を図る
@実際の身体状況(脂肪量や筋肉量)を画像により部位ごとの測定評価、解析を可能にし、   より科学的で効果的な指導を可能にする。
A従来の大型な超音波診断装置を小型軽量化に成功。持ち運びが可能。
B画像測定機能に特化。USB接続による初のパソコン連動システムを実現。
C目的、ユーザーに応じたWindowsアプリケーション開発が容易。

市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    ・フィットネスクラブ、エステティックサロン(16300施設、市場規模130億円)
    ・接骨院(30000医院、市場規模240億円)
    ・検診施設(85000施設、680億円)
    その他、地域保健施設や健保、学校保健施設はじめ幅広い健康市場での導入が見込まれる。
    近い将来は、コンシューマ市場用の製品企画により、家庭内への普及を図る。
    なお、本製品は、海外市場ニーズも高く、大きな販路開拓が期待できる。
  • 市場での競争力
    拡張性:計測装置(ハード)とアプリケーション(ソフト)を分けた製品コンセプト(画像計測機能に特化した本体、アプリケーションはパソコンを応用)により、さまざまな測定シーン、測定目的に応用が可能である。
    最新ソフトやデータベースの更新もIT環境下で容易にできる。低価格:3枚の基板に本体機能を集約することに成功。基板パーツ点数は、従来の4分の1。
実現性について
  • 実施スケジュール
    @データ収集と検証 フィールド協力に事業会社と提携。
       本年8月には測定会スタート。
    A研究者、学会、各種団体との連携。業界内標準化を目指し、ソフト開発をプロジェクト化。
  • 実施場所
    本社:神奈川県相模原市相模湖町寸沢嵐
    営業拠点:東京都千代田区内神田3−4−13 OK内神田ビル7F
    開発拠点:神奈川県川崎市高津区坂戸 KSP西413C
  • 実施体制(従業員等)
    ハード・ソフトの自社内開発を可能にする人材の採用を予定
    セールス体制強化
  • ビジネス・パートナー
    ☆(独)産業技術総合研究所・・・共同研究開発契約。装置開発、画像解析技術などを担当。
    ☆KSP・・・出資。事業企画のブラッシュアップ。
    ☆広島工業大学・・・計測評価法、応用技術の研究開発。
    ☆(財)東京都中小企業振興公社・・・「ニューマーケット開拓支援事業 支援対象製品」に認定取得。
  • リスクとその管理
    資金調達により、体制強化、開発投資など先行して事業化を進める。業界内大手企業との共同製品化を基本方針にし、製品技術の開発に努め、知財化を加速させる。応用製品開発など研究フェイズにあるテーマは、産総研や大学に任せ、製品化に直結する開発に集中し、自社内開発組織を強化する。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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