かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第46回最終選考会(2007年2月10日開催)
ENTRY No.6

ビジネスアイディアのテーマ
『天寿百歳時代を生きる介護の事業展開』

ビジネスアイデアの提案者
株式会社青空
 親川 とみ子(おやかわ とみこ)

  【川崎市中原区】

かわさきビジネス・アイデアシーズ賞
会場応援賞
株式会社青空 親川とみ子さん

ビジネスアイディアの概要について
我が国では認知症高齢者は要介護認定者の2人に1人と言われ、その数は現在170万人にのぼっています。しかも団塊の世代が65歳以上になる2015年には250万人に増大する見通しです。このことを踏まえて、これからは認知症高齢者の対応が強く求められ、認知症者に対しての正しい知識の普及や家族への支援はもはや一刻の猶予も無く取り組まなければならないと考え、認知症者とその家族のための事業です。
【「天寿百歳倶楽部の家」小規模多機能型施設】
  1. 認知症介護家族に安心と心穏やかな日々をお約束します。
  2. 尊厳を支える介護を目指します。(環境・関係・生活)(安全と健やかさ)(力の発揮)
  3. 深刻にならない介護 ”笑う門”には福来る。(ヘルパーが良く観察することで、不安の種や混乱の理由を探りあて解決に導く)
  4. 入居時から終末期までの一切の介護のプロデュース。
天寿百歳倶楽部の家

新規性・優位性について
  1. 我が国でも2000年4月より介護保険制度が導入され活用されています。急増する認知症高齢者の介護が出来るヘルパーが望まれ需要も増大することから、認知症高齢者の介護が出来るヘルパーの再教育に取り組み、スキルアップのためのヘルパーの再教育を新しい事業として確立します。
  2. 認知症介護家族が介護の知識不足などから混乱し、認知症者を理解する事や受容する事が出来ず困難を抱えるなどの窮状に陥っています。そのための正しい知識や新しい介護の方法を学ぶための認知症介護生活塾を実践的学習の場として提供する新しい取り組みです。

市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    ○「天寿百歳倶楽部の家」     :認知症高齢者
    ○「認知症介護生活塾」      :認知症高齢者を抱える家族
    ○「認知症介護ヘルパー再教育」:認定ヘルパーの認知症介護の再教育
  • 市場での競争力
    介護事業所・介護施設との競争はありますが認知症高齢者に積極的に取り組んでいる事業所は極めて少数です。

実現性について
  • 実施スケジュール
    2007年 1月 「天寿百歳倶楽部の家」 開設準備
    2007年 12月 「天寿百歳倶楽部の家」 オープン
    2007年 1月 認知症介護産学協同研究会発足
  • 実施場所
    川崎市中原区
  • 実施体制(従業員等)
    現在14名  オープンまでに25名
  • ビジネス・パートナー
    居宅介護事業所・地域包括支援センター・病院・医院・家族会
  • リスクとその管理
    大手企業の介護事業への参入もあり、知名度では苦戦しますが地道な地域活動から知名度を上げていく努力を続けます。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
当ホームページの記事、画像などの無断転載を禁じます。
すべての著作権は財団法人川崎市産業振興財団および原稿執筆者に帰属します。
Copyright(C) 2006-2010 IIP Kawasaki.All rights reserved.