21世紀は、資源の枯渇や環境悪化の恐れから「環境志向の循環型社会」を創出するビジネスが求められ、また健康維持分野で医薬開発だけでなく「食による疾病予防」に関心が移りつつある。このような背景の中、「微生物ゲノム情報の自動解析技術」と「食品・環境サンプル中の全成分の自動解析技術」を確立し、分析サービス事業を立ち上げた。当社の技術は大手企業の研究開発や新製品創出に貢献しているが、自社でも独自に「環境や健康を守る製品の新製造法」の開発を進めている。具体的には、廃棄されているプラスチック類から再生されるフタル酸を原料として、微生物を利用して「高付加価値機能性化学品」を安価に製造する技術の開発を進め、すでに基本製法を確立した。 |
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