- 主なターゲット・市場の規模
燃料電池は、将来的には二次電池(現在6000億円の市場)に替わるモバイル機器の電力供給源になると考えられるが、二次電池の充電器としての利用も可能であり主なターゲットとしてノートパソコン、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、携帯電話の4つの機器が想定される。市場展開は2007年から始まり2010年には本格的な市場が形成される(600億円)と予測され大幅な市場拡大が望める。
- 市場での競争力
最大の競合としては、大手家電メーカーで開発中のダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)である。対して弊社で取り組んでいる水素用燃料電池(PEFC)の競争力は、変換効率の良さ(DMFCの3倍)、電極としての白金触媒の少なさ(DMFCの1/10)等による原価構成力の差(DMFCの1/5)で、値ごろ感のある目標価格設定(〜4,000円)が可能である。
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