かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第49回最終選考会(2007年9月8日開催)
ENTRY No.5

ビジネスアイディアのテーマ
『サポート24システム(介護支援および管理システム)』

ビジネスアイデアの提案者
株式会社ヒール
 岡田 信一(おかだ しんいち)

  【川崎市高津区】

かわさき起業家賞
かわしん賞
りそな神奈川応援賞
川崎市制度融資認定
岡田 信一さん

ビジネスアイディアの概要について

高齢化社会を迎え、要介護者および介護事業者の双方にとって「安全・安心・快適」なサービス提供を目指した「サポート24システム」は、携帯電話型情報端末(スマートフォン)に「インターホン機能を搭載」した、今までに無い、利便性の高いシステムです。
例えば、従来のインターホンは壁埋め込み固定型のため、設置された場所まで移動しなければ訪問者への対応ができませんでした。当社は、このような生活形態をソリューションすべく、要介護者へ負荷がかからないシステムを立案。居住空間で場所を選ばず、訪問者への対応が可能となる「ワイヤレスインターホン機能」をタッチパネル式携帯電話に搭載し、当該高齢者の負荷を軽減するソリューションを目指しております。
介護事業者側にとっての本システムの特徴は、訪問介護や居宅介護支援など介護保険法に関する業務を支援するアプリケーション(介護支援および管理システム)を具備、不正請求等を防止するシステムとしてもご利用いただけます。

サポート24システム

新規性・優位性について
携帯電話型情報端末(スマートフォン)に「ワイヤレスインターホン機能」を搭載「サポート24システム」を開発。同時に「介護支援および管理 システム」アプリケーション(ソフト)を搭載しております。(特許出願中) サポート24システムは、快適な生活空間を提供するツールとして必要最低限の機能を具備した親和性の高いシステムです。また、介護事業者に とってのソリューションをも提供して参ります。
〔知的財産権の有無〕
 介護支援および管理システム  特願2007−63280

市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    要居宅介護者・要施設サービス受給者、およびそのサービス事業者
    第一号被保険者数           2,587.8万人
    要介護(要支援)認定者数(総数)  440.5万人
    居宅(介護予防)サービス受給者数  257.5万人
    施設介護サービス受給者数       79.7万人
  • 市場での競争力
    人的関係会社が既に「集合住宅向けワイヤレスインターホンシステム」の特許3757176号を有しており、介護ソフト+戸建向けワイヤレスインターホンシステムを付加したシステムの特許を申請中のため、オンリーワン企業と捉えております。したがって、現時点に於いてのコンペティターは無しと思慮。
    参考までに、要介護者や介護事業者のニーズに合わせたカスタマイズが可能となっております。

実現性について
  • 実施スケジュール
    今秋、本システムの開発完了予定。開発完了後、対象者(介護事業者および要介護者)への設置を自社利用含め展開し、今後、所轄監督官庁を含め国保連などへ働きかけ、各介護事業者へのアプローチを図る。また同時に川崎市の広報関係へも啓蒙し、本システムの普及を目指すものとする。
  • 実施場所
    当社は川崎市高津区に事業所があり、居宅介護支援および訪問介護サービス事業者として、既に7期目の事業展開を実施している。
  • 実施体制(従業員等)
    ヘルパー32名他、ケアマネジャーおよび間接部門で6名 計38名体制  尚、要介護者は約80名。
  • ビジネス・パートナー
    株式会社アクロディア、株式会社アミューズィングコーポレーション、株式会社ウィルコム、株式会社シーズ、ソフトバンクテクノロジー株式会社(50音順、敬称略)
  • リスクとその管理
    当社ユーザー(要介護者)でモニタリングを実施、様々な分析を以って、本格的にスタートさせる予定。また、端末に依存しないシステムにより、陳腐化への対応を図る。併せて携帯電話型端末により、コスト面でのメリット及び親和性を最大限享受できるよう構築、携帯企業複数社により一社依存を排除し、システム全体についてのリスク管理も実施している。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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