かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第54回最終選考会(2008年8月1日開催)
ENTRY No.2

ビジネスアイディアのテーマ
ははさぽ.com~親孝行、贈れます。遠くの親御さんへ家事サービスをプレゼント

ビジネスアイデアの提案者
ははさぽ.com
 麻丘 多恵(アサオカタエ)

  【神奈川県横浜市】

かわさき起業家賞
麻丘多恵さん

ビジネスアイディアの概要について

地方で離れて暮らす親御さんへ、都会に住む息子より贈ります。日本初、モノとサービスの親孝行WEBサイト「ははさぽ.com」。
母側に年数回のプレゼントと、チケット制の家事サービスを、贈り手の<子側>が代金を負担することができる新しいサービスです。この家事代行サービスは全国各地のパートナー提携業者でつくる弊社ネットワーク「らくスル家事サービスネット」システムで運営。親孝行相談を含めたトータルな親孝行サービスで事業を展開していきます。

ははさぽ.com

新規性・優位性について

現在、全国展開をしている家事代行業者はない(FC組織は除く)。さらに家事代行サービス料金の不明瞭さ、頼みずらさ、購入が不便、等の問題点を弊社「らくスル家事サービスネット」ではクリアし、家事サービスを贈る、という全く新しいコンセプトで市場に参入いたします。
少子高齢化、地方の過疎進行という地方格差の現況を見据え、田舎に残した高齢の母を助ける、というこの事業は、環境問題と共に今、最も注目されているソーシャルビジネスモデルのひとつです。


市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    家事代行業全体の市場規模は‘00年550億円に対し`10年には1200億円規模に拡大するという見通し。想定ターゲット【都市部の子→地方の母】以外に逆に地方の単身赴任者が都心部に住んでいるご家族に、地方の親から都市部の独身息子へ、などあらゆるシーンが想定できる。また65歳以上の高齢者で実際介護が必要な確立は意外に低い(介護申請率は全体の17%)自立しているが身の回りの諸事をしてもらいたいという潜在要求もあることから、今後の高齢者社会における高いニーズは確実である。
  • 市場での競争力
    現在介護認定外の高齢者が利用したいと思っているシニア特化の在宅ケアサービスを提供している会社というのはまだ少ない。高齢者向けのニッチなサービス市場として非常に可能性のある領域である。また地方の事業所をネットワークする会社はまだない。親孝行を贈る、というわかりやすい独自コンセプトと新規性と公共性でアピールできる。

実現性について
  • 実施スケジュール
    ‘08年10月本サイトオープン運営と並行して全国的な支部を持つ家事支援事業所とタイアップを図る。翌‘09年5月の母の日商戦に向け、商品プランの検証を行うとともに体験ギフトプレゼントサイトや個性派ギフト券注文サイト等とも連携し、水平展開を行う。 (‘08年8月プレサイトオープン)
  • 実施場所
    横浜市
  • 実施体制(従業員等)
    企画、仕入れ、サポート体制で現2名、次年度サポート人員として2名追加
  • ビジネス・パートナー
    現在7地区8事業所(静岡・アサヒケアサービス、新潟・エプロン隊、千葉・ミナト交通介護サービス部、福岡・ハウスクリーニングBIBI、旭川・ライフサービス 他)
  • リスクとその管理
    家事サービス施行を行う提携業者は事故賠償保険に加入が条件であり、更に登録も審査が必要であるため一定レベル以上のクォリティの高い事業者のみである。また事業内容も高齢者お役立ちグッズを贈る物販サービスを組み合わせるなどプラン自体が弊社オリジナルであるため、地方事業者の中抜きは困難である。加え会員制導入のためリピートのお客様の囲い込みと固定収益を確保できる。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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