1996年以降、欧州のCEマーキング制度は、EMI規制(EMC規制の一部)を施行、その後、全世界的に広がっている。その目的は、市場を安全な製品だけにすること、市場から非適合製品を排除することにあり、それを進めるにあたり、市場に出回っている製品を抜打ちに検査し、違反した製造者と販売者を法律的に処罰する取決めをしている。一方、メーカー側は、EMI設計、EMI試験、EMI対策を何度も繰り返してEMI規制への適合を進めている。その経済的な負担の減少、競争力の維持に日々努力を積み重ねている。
弊社は、「EMIに関する基本理論とそれに沿った測定技術と設計方法の構築」をテーマとしている。このたび、平面的・立体的な金属導体上の電磁波発生源の振る舞いを測定できたこと、その中に規則性を発見したことからEMI定規を開発した。EMI定規は、EMIアンテナの計算を不要にすることだけでなく、EMI定規の利用方法から物または閉空間の共振周波数を予測する技術力を持つことができ、EMI業務の発想力、予測力、コミュニケーション力が向上して、様々な場面で使用の有効性が高まることを確認した。
弊社は、EMI定規を切り口にして認知度の向上とEMI定規の普及、EMI事業の拡大をはかろうとしています。 |