2001年にノーベル化学賞を受賞された野依良治先生の研究に代表されるような不斉触媒反応はご存知でしょうか?それは不斉触媒が金型の役割を果たし大量に目的の立体のキラル化合物を得ることが出来る反応です。不斉触媒の代表例が野依分子触媒なのです。
最新の医薬品はキラル化合物が多くなっています。それは人間の体も糖やアミノ酸由来のキラル化合物で出来ている事に起因します。そのようなキラル医薬品は不斉触媒によって高純度で精密に立体選択的に作ることができます。製薬メーカーや医薬中間体メーカーでは、その不斉触媒となるキラル化合物を欲しがっています。彼らにとって不斉触媒というものは原料製造に欠かすことの出来ない物ですので、化学メーカーが供給できないとその反応は行えません。さらに最新の不斉触媒を利用した特許等を各メーカーで出願されているものの、実際に医薬品製造に利用されるのはこれからなのです。
そこで弊社では2003年ベンチャー企業設立以来、不斉触媒のうち、有用であるのに工業生産が困難な最新の野依分子触媒であるキラルDPENを安定供給できる体制を整え、日本をはじめ世界中で野依分子触媒を展開しています。 |