かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第56回最終選考会(2008年12月5日開催)
ENTRY No.7

ビジネスアイディアのテーマ
本と文化の街 スーパー源氏 次世代の書籍文化を発信する総合サービスサイトの構築

ビジネスアイデアの提案者
株式会社紫式部
 河野 真(コウノマコト)

  【神奈川県横浜市】

かわさき起業家賞
りそな神奈川応援賞
河野真さん

ビジネスアイディアの概要について
スーパー源氏

1.インターネットを介した古本の流通
A.開業支援…古本屋開業講座等の開催/古本卸販売/経営コンサルティング
B.仕入サポート…当社直接の鑑定買取/ネット上における仕入専門の古本交換会(オークション)、いわば、ネット上での古本市場の創設
2.既存新刊書店との提携による、古本の新規販売網の構築
A.新刊書店店舗において、古書売場を設置。古書店の在庫を新刊書店で販売
B.新刊書店店舗において、専用末端機を使った、古書の検索・通信販売システムを導入
3.書籍の保管、発送代行
A.大型倉庫において、古書店の在庫書籍の保管、発送代行業務
B.家庭で置ききれなくなった書籍の保管、書籍リスト制作業務
4.電子書籍の制作、販売
A.WEB上、または携帯端末機を使って、読むことのできる電子書籍の制作
B.電子書籍のダウンロード販売
C.古文書や文化的価値の高い書籍・書類の電子書籍化による保存業務


新規性・優位性について

古本のネット上における販売は、「アマゾン」や「日本の古本屋」その他オークションサイトが存在するが、開業の支援から、仕入れのサポート、在庫・発送代行業務を行うのは、他に例がない。古書店の経営で一番のポイントは仕入れであり、それをネット上でサポートすることにより、日本全国、ひいては世界中どこにいながらも仕入れをすることができる。
また、新刊書店との提携により、古書店は今まで古本とは縁のなかった客層を掴むことができ、新刊書店は、新刊書店と縁のなかった客層を掴むことができるようになる。
2008年10月現在全国で約300店舗の古書店がスーパー源氏に参加している。


市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    現在の古本屋は全国で約6,000~7,000店舗と減少傾向にあるが、最近ではインターネットの活用により、既存店舗や個人のネット通販による書籍売上高は20%超増している。3~5億円/年規模だったのが2007年現在、80~100億円規模に成長している(紫式部推定)ことから、今後の市場規模に期待が持てる。
  • 市場での競争力
    古本販売に関して仕入から販売、送料割引まで総合的に提供している会社は国内で弊社のみである。
    三省堂書店をはじめとして衰退している新刊書店の再生ビジネスにも展開可能。

実現性について
  • 実施スケジュール
    2008年 携帯サイトリリース。2009年 書庫サービス(15坪程度)をスタート。
    2009年後半か2010年から300-400坪程度で本格サービス開始。
  • 実施場所
    本社(横浜市)。倉庫については神奈川県内と首都圏を予定しています。
  • 実施体制(従業員等)
    従業員は毎年1-2名の増員予定。職務により派遣社員、パート社員を確保の予定
  • ビジネス・パートナー
    三省堂書店等
  • リスクとその管理
    資金不足にならないよう資金繰り表による管理を実施

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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