溝ノ口魚類株式会社

谷岡　敏信（タニオカトシノブ）

【川崎市宮前区】

かわさき起業家優秀賞

かわしん賞

川崎商工会議所会頭賞

従来、辛子明太子等は発色剤（亜硝酸ナトリウム）、着色料などの色調を改善する食品添加物を入れるのが一般的であったが、食品添加物を入 れなくても、色や味をよくすることができる技術を開発した。

具体的には、色調改善効果のある乳酸菌を辛子明太子等に入れることで可能となる。これにより、色だけでなく、味をまろやかにするなどの効 果が出る。本事業での取り扱い製品は、現在、�@魚卵用乳酸菌発酵液、�Aプライベートブランドのたらこ・辛子明太子がある。なお、�Aプラ イベートブランドのたらこ・辛子明太子は、�@魚卵用乳酸菌発酵液のPRのために事業立上げ初期段階のみ取り扱うことを考えている。 今後3年間で、�@魚卵用乳酸菌発酵液の大量供給体制の確立、�Aたらこ・辛子明太子等の魚卵加工製品の流通モデル構築・販売（メーカーへ の移管）を進め、辛子明太子等の色や味を良くする乳酸菌発酵液の普及に努めていく。

特許4348406「魚卵の加工方法及び該方法によって得られた加工魚卵」により、乳酸菌を用いて魚卵製品全般の色調改善をする技術の独占的 な権利を保有している。
乳酸菌の原菌は（独）産業技術総合研究所特許生物寄託センターに寄託（独占的に使用可）している。

主なターゲット・市場の規模

今回、まず進出する辛子明太子・たらこは市場（4万トン）。このうち、今後3年間で3％の市場占有率を確保。その後、他の魚卵にも展開する予定でいる。

市場での競争力

現在、首都圏の百貨店、スーパー等でプライベートブランドを試験的に販売順調に売れている。

実施スケジュール

大量供給体制を整え、今後3年間で乳酸菌発酵液の生産能力を継続的に1ロット10トン生産でき るまでに持っていく。流通モデルの構築・販売：2009年度は辛子明太子・たらこモデル、その後、いくら・すじこモデル等に展開

実施場所

川崎市中央卸売市場北部市場内　開発事業部オフィス

実施体制（従業員等）

代表取締役及び営業担当、営業事務各1名

ビジネス・パートナー

�鰹ﾃ南ぴゅあ（研究開発まとめ）、各地域の地方銀行（マッチング）、�兜l銀総合研究所（コンサルティング）、その他販売代理店等

リスクとその管理

�@製品の安全性：各種安全性試験の徹底（別紙4）、�A製品の表示：保健所、業界団体等に事前 確認実施、�B知財の保護：特許、提携先との契約書締結により担保。�C売上の低迷及びコスト 削減の未達で事業が頓挫しないように固めの事業計画を策定、適宜更新

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