かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第62回最終選考会(2009年12月12日開催)

Entry.2


ビジネスアイディアのテーマ

障がい者就労支援と企業価値向上を実現する
斬新!! CSR(企業の社会的責任)社会貢献商材『パラリンアート』ビジネスモデル

ビジネスアイデアの提案者

株式会社セルフサポート

松永 昭弘(マツナガアキヒロ)

【東京都港区】

かわさき起業家賞

松永昭弘さん

ビジネスアイディアの概要について

パラリンアート

【疑問】

障がい者は意欲があっても就労機会に恵まれない。特に知的障がい者は単純作業職しか選択肢がない。

  • 自分が同じ立場なら、悔しいし、人生も空しい。
  • 職域が広がれば自立できる障がい者も増える。

【目的】

才能をビジネスとして成立させることで、障がい者アーティストの尊厳と経済的自立を築く。

  • 障がい者職域開発モデル『パラリンアート』(障がい者アートを表す呼称で商標登録申請済み)
    ※意欲ある障がい者の就労が定着推進できれば社会保障費の軽減にもつながる。

【問題点】

日本はプロのアーティストでも食べていける人が少ない、アートビジネス低迷国。

【アイデア】

企業を対象としたCSR社会貢献活動PR商材としてビジネスモデルを構築する

  • 企業はCSR社会貢献活動の一環としてパラリンアートをオフィスや店舗にレンタル展示することでステイクホルダーに企業姿勢を明確に示せ、企業評価向上の費用対効果も高いCSR商材として活用。
    レンタル料金に1,作品 2,感謝状 3,ホームページPRページ貸与 4,パラリンアートロゴ貸与をパッケージ化。
    【導入事例】 ソニー生命・ソフトバンクPS・日本振興銀行・ニチイ学館など49企業に80点レンタル

  • パラリンアート版権利用(SPのベルティーやカレンダー・パンフレット表紙・広告シンボルとして)
    【導入事例】 東急カード会報の表紙・日本カーソリューションズ潟Jレンダー・潟tジモトの名刺など。

【ビジネスポリシー】

「障がい者自身が才能を糧に換え、経済的自立を目指す!!」ビジネスチャレンジ支援!!

  • 障がい者アーティストは全国100の社会福祉法人・NPOからの推薦登録し、退会も自由。
  • 障がい者アーティストはノーリスクでビジネスチャレンジ。全ての費用・リスクを当社潟Zルフサポートが負う。
  • 原画は作者の将来のチャンスのために、作者の手元に残す。(個展や出版などプロデビューのために)
  • 障がい者アーティスト側に代理人を介し、権利保護・報酬(常に利益の50%)支払など明確化。

新規性・優位性について

障がい者の職域開発として創作絵画の複製画を法人向けにCSR(社会貢献活動)の商材としてレンタルするのは当ParalymArtが日本初であり、唯一。(1)障がい者アート就労支援 (2)CSR商材という発想 (3)費用対効果抜群のセット内容

  • 供給体制日本一。全国の社会福祉法人・NPO・絵画工房など約200団体と連携、約500点に上る作品を登録。常に新人アーテ ィストの発掘にも注力している。
  • 複製技術は世界最高峰のFG(ファイングラフイー)。ゴッホ・ルノアールなど世界の著名芸術家の複製画製作工房FGFで、まったく同様の技法で製作するの で原画のクオリティーをそのままお届け。
  • 大手企業から中小企業・個人まで、規模・地域・業種を限定されない商材。
  • 全国に代理店を展開中、現在21社始動済み。

市場について

主なターゲット・市場の規模

  • レンタルアート事業は大手から中小企業のオフィスやショップが対象で5千億程度。また、大 手企業の場合は販促・広報IR・CSRの予算が対象となり、市場規模は3兆円を超える。
  • 社会保障を継続するために国が企業に対し、法定義務を更に強化することは明確であり、 CSR市場は今後大いに拡大が期待できる新マーケットである。

市場での競争力

  • CSR効果が期待され既存アートレンタル品から切り替える企業が続出、アートレンタル業界 では唯一、売上を伸ばしている。
  • 『CSR商材』と位置付け、企業価値向上を提案している会社は当社のみで、多数のコンサルタント会社・広告代理店とも提携し、トップ営業に注力。

実現性について

実施スケジュール

2008年9月より営業開始し、1年間の実績で成功の確信あり。

実施場所

関東を中心に全国の大手企業〜個人事業主まで

実施体制(従業員等)

2名(企画営業1名・営業サポート事務1名)

ビジネス・パートナー

金融・飲食・事務用品・士業・福祉・娯楽など多様な業界のコンサルタント会社や広告代理店・法人営業会社が代理店として21社稼働中。

リスクとその管理

  • 障がい者アーティストとのトラブル ––› 障がい者アーティスト側の代理人と契約することで、障がい者の権利保護への配慮は万全。
  • 障がい者報酬支払実行への疑い ––› 作者報酬支払状況は関係書類すべてを常に開示できる。
  • 複製絵画レンタルの紛失・事故 ––› 損害保険ですべてカバー済み。

>>ページTOP


このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
当ホームページの記事、画像などの無断転載を禁じます。
すべての著作権は財団法人川崎市産業振興財団および原稿執筆者に帰属します。
Copyright(C) 2006-2010 IIP Kawasaki.All rights reserved.