人類の発展が生み出した近年の異常気象。多くの学者、有識者の方々が「このままでは地球は滅ぶ。人類は自ら破滅の道を歩んでいる。」と危惧されています。京都議定書はこのような不安を取り除く為に人類が考えた一つの防波堤ですが、実現性はまだ疑問視されている現状です。弊社は、土工事を主なる業務とする会社です。いわゆるクリーンな仕事の対極に位置しています。それゆえに、近年の地球環境変化には敏感になっております。その中で雨水浸透貯留循環システムのアイデアは生まれました。これは、弊社の主力製品でありますヘルシークレー工法の特長を十二分に発揮するものです。普通、グラウンド等のスポーツ施設にとって、雨は最大の敵といえます。
今回ご提案するシステムは、ヘルシークレー工法によって水溜りを抑える事から、更に一歩踏み込んでみたものです。この工法で改良した土壌は、きれいな雨水を地下へ浸透させます。その雨水であれば有効活用の範囲が格段に広がると思いました。地下に溜まる水=地下水=きれいな水と思われるかもしれませんが、従来の地下貯留槽に溜まる水は、土壌の表面排水を側溝に落とし、その水を地下貯留槽に流し込むので、泥水でした。したがって、その水をどうにか利用しようという考えが少なかったようです。
今回ご提案いたします雨水浸透貯留循環システムは、土壌へ浸透した水を溜めるので、溜まった水を、あたかも水道水のように利用することが出来ます。雨を最良の友としました。 |