かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第65回最終選考会(2010年6月11日開催)

Entry.7


ビジネスアイディアのテーマ

トレースの科学的証明で食の世界に新しい風を!『日本種ウナギのmtDNA一括認定法』の開発

ビジネスアイデアの提案者

株式会社光コーポレーション

田代 幹二(タシロカンジ)

【静岡県磐田市】

かわさき起業家賞

会場応援賞

田代幹二さん

ビジネスアイディアの概要について

『日本種ウナギのmtDNA一括認定法』

食品に於いて産地偽装などの食品表示の偽装が頻繁に報じられています。もはやトレーサビリティや顔の見える商品もその信用性が急落し、消費者の求める安心安全な商品の見分けがつかなくなっている状況です。

自然環境の変化により稚魚の収穫量が減少し、需要量の確保から中国・台湾産に続き、欧州産・欧州種の稚魚の輸入が解禁されました。 消費者、販売業者からはこれまで以上に明確な食品表示・景品表示の公表、養殖・加工業者からは取引業者との信頼関係の構築と販路拡大のツールが求められております。

当社は『安心安全で美味しい商品を求める消費者』、『安心安全で美味しい商品を提供したい販売店』の方の声に応えて、トレーサビリティに、より確実な科学的証明を追加して提供します。

『mtDNA一括鑑定法』による科学的証明は『消費者の偽装商品の購入防止効果』、『販売業者の偽装商品取扱い防止効果』及び『養殖・加工業者の信頼構築・販路拡大』に力を発揮いたします。

新規性・優位性について

  • 今まで食品業界において、DNA鑑定は高額のため、認定するという観点からは使用されていませんでした。
  • 『mtDNA一括鑑定法』は鑑定費用を1/1000以下にし、画期的なコスト削減に成功した当社の鑑定技術です。
  • 情報化の進む現代にマッチした、実用可能な品種認定システムです。
  • トレーサビリティ・システムに科学的証明の追加をする事は食品業界で初めての試みです。
  • DNA鑑定の使用目的を偽装判定 --> 品種認定へと180度転換させます。
  • 『mtDNA一括鑑定法』は当社単独の特許技術であり、今後提携する企業以外での使用は不可能です。
  • 『日本種認定・ウナギ』等の商標も登録済みです。

市場について

主なターゲット・市場の規模

しらすウナギ漁業者から加工業者及び販売業者、全般及び公的機関

市場での競争力

技術において、『多個体でのmtDNA一括鑑定法』は当社の特許技術ですから競合他社は存在しません。

実現性について

実施スケジュール

H21;特許・商標申請。経営革新計画の承認。実用化の基礎研究終了。

H22;日本水産学会にて同技術の発表。国立帯広畜産大学と技術提携。

本年度より本格的に事業展開いたします。
今後さらなる時間短縮やコスト削減を目指します。
商品販売により認知度のアップを優先いたしますが徐々に鑑定業務にシフトしていきます。

実施場所

分析室;静岡県袋井市

実施体制(従業員等)

管理1名、検査1名、営業1名、助手2名 及び 提携業者

ビジネス・パートナー

静岡理工科大学(共同研究機関)
国立帯広畜産大学(共同研究機関)
静岡県漁業協同組合連合会・他(販路開拓)

リスクとその管理

*商品に関してはPL保険で対応します。
*技術に関しては特許・商標により保護されています。
サンプリングの信用性98%、技術の信頼性99.5%で承認されております。

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