かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第66回最終選考会(2010年7月31日開催)

Entry.1


ビジネスアイディアのテーマ

石膏ボードの壁に重量物を掛ける為の補強・補修工事が大規模工事なし、低価格で実現

ビジネスアイデアの提案者

アースクリーン株式会社

佐藤 一芳(サトウ カズヨシ)

【川崎市宮前区】

かわさき起業家賞

川崎商工会議所会頭賞

佐藤 一芳さん

 

ビジネスアイディアの概要について

 住宅や店舗、オフィスなど、建築物のほとんどの内装壁は、石膏ボードで仕上がっています。その壁に重量物を掛ける、という事は難しい事でした。
 薄型テレビに移行しつつある現在、テレビを壁に掛けたい、というユーザーが増えてきており、2011年完全デジタル化まで約1年となり、益々ニーズが増える事でしょう。
 しかしながら、今まではテレビを壁に掛けたくとも、誰に頼めばいいのか、あるいは、工務店に依頼しても大掛かりな工事で、高額な見積もりになってしまい二の足を踏んでしまったり、となかなか出来ないのが現状でした。
 そこで、開発したのがジャストップ工法です。石膏ボードの壁の中に補強板(特許取得)を差し込んで、壁全体に力を分散させる方法です。これは、耐荷重実験もしており、約530kgまでの荷重にも耐える事が出来ました。
この方法は、どなたでも研修を受けていただければ、施工できます。
 テレビに限らず、老人ホームや幼稚園、学校等の、施設の家具転倒防止や、廊下や階段の手擦りを固定したり、リフォーム時の吊り戸棚や大きな絵画、エアコンの下地工事など、色々な用途に使え、石膏ボードの壁に後付けで重量物を掛けるのには、大変便利です。
 今までに、一般家庭や老人ホーム、幼稚園などにテレビを壁掛けで取り付けたり、レストランには、薄型の水槽もこの方法で壁掛けにしました。
特に、老人ホームや幼稚園などは、テレビを壁にかければ邪魔にならず、地震が来ても倒れないので、防災の観点からもアピールが出来ると思います。
今までの常識の概念を覆す画期的な工法だと思います。

新規性・優位性について

 石膏ボードの壁に対して、大規模な工事を必要とせず、薄型テレビを壁に掛けられるシステムです。石膏ボードの壁に3cm×7cmの穴を開け、そこから壁補強部材(特許取得)を差込み、壁を強化させる工法「ジャストップ工法」です。
小さな穴を開けるだけで済み、その穴も塞いで元の状態に戻すので、賃貸物件でも施工が可能です。

市場について

主なターゲット・市場の規模

    ファッション性に優れ、安全性も確保されているので、一般家庭から法人まで幅広く適用。

市場での競争力

  既存の壁補強工事は、10万〜20万円ぐらいかかりますが、ジャストップ工法は5、6万円で出来ます。工事方法も簡単なので、4、5時間の研修を受ければ誰でも施工出来るようになるので、
全国に代理店も広まりやすい。
  荷重試験においても、約530kgまで耐える事を証明されたので、テレビに限らず、薄型水槽などの重量物も掛けられます。また、リフォームの時、システムキッチンの棚や、大きな絵画、 エアコン取付時の下地補強など、幅広い用途に応用出来ます。特許工法なので、他社との差別化が出来ます。

実現性について

実施スケジュール

現在代理店が25店舗加入 東北・関東・東海・九州
ホームページなどで、随時募集中、3年後には全国に広めたいと思います。

実施場所

全国代理店展開

実施体制(従業員等)

弊社では、10人
各代理店にて独自展開

ビジネス・パートナー

個人経営者
中小企業
家電量販店 D.I.Y店舗

リスクとその管理

施工時における、受託物破損などに対して保険加入済み。施工後1年間補償。
代理店に対してIDカード発行。IDカードを所持する者しか施工出来ず、IDカード不所持の者が
施工し、事故が起きても保険は適用されません。

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このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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