かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第67回最終選考会(2010年10月1日開催)

Entry.2


ビジネスアイディアのテーマ

〜『健康』をテーマにした心身活性化プロジェクト〜
生涯進化するデイサービス&コミュニティーサロン運営

ビジネスアイデアの提案者

株式会社さくらの丘

笠原 泰子(カサハラ ヤスコ)

【川崎市麻生区】

かわさき起業家優秀賞

日本起業家協会賞

かわしん賞

りそな神奈川応援賞

会場応援賞

笠原 泰子さん

ビジネスアイディアの概要について

川崎市の人口は約140万人。そのうち、65歳以上の割合が16.51%、65歳以上の高齢者のうち、要支援以上高齢者数は15%の3.6万人というのが現状です。

このような状況の中、要介護等認定者の70%以上が、可能な限り住み慣れた地域や自宅で生活し続け、人生の最期の時まで自分らしく生きることを望んでいますが、高齢者単身・夫婦や離婚率の上昇といった背景により高齢者の社会的・経済的孤立が目立ち、安心した老後生活をお くれない状況にあります。
弊社は、上記問題点を踏まえ、代表取締役社長が所有の土地を有効活用し、ユニバーサル・デザイン施設を建設。
そして来春、心身活性化プロジェクト・高齢者デイサービス&コミュニティーサロンを開設いたします。

従来の高齢者デイサービスに加え、任意団体が運営するカルチャー式介護予防プログラム、社会参加型・社会生産型プログラムをプラス。介護予防サービスについてはもちろんのことコミュニティーサロンを通じた社会参加から社会貢献、地場商品の生産・消費により、社会的・経済 的自立を目指した、生涯進化するデイサービス・コミュニティーサロンの運営をいたします。

新規性・優位性について

○コミュニティー・サロンが併設されていることにより、利用者さんの社会参加が可能です。
 ・利用者さんの特技を披露する場があります。
 ・人に伝えられる利用者さんは(ワンコイン)講師にもなれます。
○四季折々の旬にこだわった地産地消の食材を提供させていただきます
○自ら車椅子で生活されているスペシャリストの方に設計の段階から携わって頂き、たとえ車椅子生活でも
  暮らしやすい空間となっております。

市場について

主なターゲット・市場の規模

年間377億円の市場規模
第1に介護保険における要介護高齢者、第2に要支援高齢者、第3にコミュニティーサロンの
利用者を対象とします。
川崎市における平成22年の要介護高齢者36,391人の市場規模だけで計算すると
36,391×0.72=26,201 26,201人×10000円×12回×12月=377億円
(平均介護度2の方が、週3回利用したと想定)年間377億円の市場規模となります。等費用)=10.5億円/月

 

市場での競争力

介護保険の予防デイサービスにおいては、採算が合わないために積極的に行っていない事業者が大半を
しめます。ましてや自立の高齢者が集まれるサロンを併設しているところは、あまり例がみられません。
しかし、高齢者の約85パーセントが自立、川崎市では自立の高齢者が状態低下をおこさないよ う介護予防事業に積極的に取り組んでいます。弊社が考えるこの事業は、介護予防はもとより 個人の尊厳を最大限に守れる場所であるとともに『見守りがある場・生きがいを創出できる場』 が共存しており時代のニーズに合致した優位性のあるものと考えます。

実現性について

実施スケジュール

法人(株式会社)取得(2010年5月)            工事着手から完了(2010年8月〜2011年2月)
企画・プラン決定  (2010年5月)             事業所認定申請 (2011年2月)
建築確認申請完了  (2010年8月)            施設開所      (2011年3月)


実施場所

コミュニティサロン

川崎市麻生区高石5丁目

実施体制(従業員等)

5名


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このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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