かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第71回最終選考会(2011年6月10日開催)

Entry.6


ビジネスアイディアのテーマ

白米とブレンドできる「無洗米やわらか玄米」で新しい米食スタイル

ビジネスアイデアの提案者

株式会社成川米穀

成川 亮治(ナリカワ リョウジ)

【川崎市川崎区】

かわさき起業家賞

日本起業家協会賞

かわしんビジネスチャレンジ賞

はまぎん賞

川崎商工会議所会頭賞

会場応援賞

成川 亮治 さん

ビジネスアイディアの概要について

弊社独自の製法により、玄米の栄養を残しつつ、やわらかく、短時間で白米同様に炊飯できる玄米を開発した。大きな特徴は従来の玄米で は不可能であった白米とのおいしいブレンドが可能になった点である。 玄米は、玄米モード付きの炊飯器であっても、白米とブレンドしておいしく食べることはできない。本商品は白米との硬さや吸水条件が同様で あるため、短時間で炊飯でき、白米に混ぜておいしく食べられる。幅広い料理に合う上、ダイエット、成人病予防など目的や体調により玄米 のブレンドの割合をかえることで、ご飯食の献立のバリエーションが増え、無理なく安価に食生活習慣の改善ができる。本商品はサプリメント などの栄養補助食品にたよらず、玄米本来の生命力をいただく、主食中心の健康な食生活を提案するものである。

新規性・優位性について

macrobeautyやわらか玄米の製法は日本初の玄米加工法である。玄米の硬さ、苦味の原因である、薄く覆っているセルロース層(保護膜)をすることで、白米同様の条件での炊飯が可能になった。既存の精米機は玄米の表面を摩擦してヌカを除去する製法であるため、表面を削りすぎ栄養価が残る部分を落としてしまう上、高熱を生じるため味の劣化の原因になる。本製法は玄米を「削る」ではなく、リンゴの皮を「剥く」イメージの製法で表皮を極薄く除くため、栄養化の部分を残すことが出来る上、低温で処理するため味の劣化が少なく、やわらかく甘みのある食感が得られる。コンセプトはシンプルではあるが、玄米をブレンドするという、米食生活の新たなスタイルである。

市場について

主なターゲット・市場の規模

(家庭用)玄米食に関心がある白米消費者。(成人病予防、ダイエット、美容、健康に関心が高い女性、主婦。(業務用)保育園、老人養護施設、病院など企業。玄米に関心があるが日常の食事に取入れている消費者は5%程度。(弊社データ)。白米にブレンドし、日常食に取入れることを想定しているため市場性は高い。

市場での競争力

高い。弊社独自の技術、製法によるものである。未加工の玄米や分つき米、発芽玄米とは外観が似ているが栄養価、品質、利便性において大きな違いがある。グーグル検索において「玄米、通販」では常に上位、「やわらか玄米」でトップ。

実現性について

実施スケジュール

現在すでに販売中であるが、今夏よりウェブを充実させる。(4月にホームページ管理担当者採用済) 保育園、学校給食、病院、健康施設などの給食用への営業展開を予定。

実施場所

川崎本社、工場所在地

実施体制(従業員等)

工場2名、営業担当1名、WEB担当1名

ビジネス・パートナー

現在、百貨店資本の商事会社1社、食品卸会社1社、健康食品チェーン1社

リスクとその管理

外観のみでは既存品と差別化しにくいため、ブランド力を高めていく必要がある。

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